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【囲碁AI統合プログラム】
韓国で開発されたこの「囲碁AI統合プログラム」は、現在 v3.16.0 がリリースされています。
このプログラムのすごいところは主な囲碁AIエンジンが全部あり、好きなものを選択できることです。
AQ、ELF、minigo、katago、PhoenixGo、Leelazeroの幾つかのバージョンとその他、LizGobanも入っています。
さらに更新が早いことも特徴です。製作者の Seventeen wonsiksさんが精力的に各囲碁AIの更新状況を把握し、即座にバージョンアップしています。

Lizzieが動いていることが前提です。GPU搭載パソコンでなくてもインストールできますが、最大能力で動くかどうかは分かりません。

※※※注意※※※
1.Cドライブ直下に AQ、Fuego、gnugo、LizGoban、lizzie、nodejs、pachi、Ray、Sabakiのフォルダがあると、「囲碁AI統合プログラム」のフォルダに取り込まれます。残しておきたい場合は名前を変えておくなどしてくだい。
2.すでにsabakiをインストールしている場合、このプログラムをインストールすると既存のsabakiの登録エンジンも書き換えられてしまいます。sabakiの使用するエンジンは「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sabaki」に登録されているので、このフォルダを別の場所にコピーしておくか、または名前を変更して、使うときだけSabakiに名前を変えるという手もあります。なお、このフォルダは隠しフォルダの中なので、エクスプローラーを隠しフォルダが見えるように設定しておく必要があります。
3.デスクトップにLizzieやSabaki、LizGobanのアイコンが既にあると書き換えられます。残しておきたければ名前を変えるなどしてください。


手順1
こちらがダウンロードページです。
ここの「Full Version」の下のリンクからダウンロードしてください(プログラムは容量が2.6Gbほどあります)。その下がプロバージョン(GPU必要、容量1.3Gb)と英語バージョンです。(英語バージョンはNVIDIA製のGPUが必要です。またフルバージョンより構成要素が減っていて、容量も 1.3Gbほどです) なお、英語版(BadukMegapack)はこちらでもダウンロードできます。
※※「nVidia GTX 1050 Ti or more」のGPUが必要だと書いてありますが、nVidia製品が必要なのかは分かりません。

手順2
ダウンロードした[바둑AI통합설치팩_v3.15.1_x64.exe]をダブルクリックまたは開くとインストールが始まります。ハングル文字なので分かりにくいですが左側のボタンをクリックしていけば進行できます。

インストール途中で使用しているGPUの有無を聞いてきます。1がNVIDIA製、2がRadeon製、3がGPU無しを選択します。
最後に「続行するには何かキーを押してください」となってキーを押せばインストールは完了です。

デスクトップ上に図のようなフォルダができています。

手順3
フォルダの中身です。右側2つがハングル文字ですが、一番右が「アンインストール」、その左が「sabakiの言語設定」なので、この緑色の矢印アイコンをダブルクリックします。1か2か聞かれるので1を入力すればsabakiのメニューがハングルから英語に変わります。

手順4
次にこちらのページで、「Zen.dll」をダウンロードします。これが無いとLizzieで 形勢コマンドが使えません。
zen.dllの欄の右端の「…」をクリックし、「View file」をクリックするとダウンロードページになります。

46.2MBの右側「Download」をクリックすれば Zen.dllのダウンロードが始まるので適当な場所に保存してください。
保存した Zen.dllを「囲碁AI統合プログラム」が保存されているフォルダのLizzieフォルダにコピーまたは移動してください。通常は「C:\baduk\lizzie」です。
これでプログラムを使う準備は終了です。

なお、このプログラムでの Katagoは OpenClバージョンなので CUDAバージョンを使いたい場合は必要ファイルをダウンロードしてlizzieフォルダにコピーまたは移動してください。(これだけでいいのか、CUDAをインストールしてあるのが前提かどうかは分かりません。英語バージョンのページにはコピーするだけで良さそうなことが書いてあります)

手順5 Lizzie実行
Lizzieのアイコンをダブルクリックして起動すると、Lizzieの碁盤が現れます。メニューその他は日本語になっています。
上部メニューの右端「エンジン」をクリックすると、現在使えるエンジンのリストが現れますから好きなエンジンを選びます。
※※(GPU無しでインストールした場合、C:¥baduk¥lizzie¥katago.batをエディターで開いてgtp.cfgをgtp2.cfgに書き換える必要があるようです)

エンジンをkatagoにして、分析オン(pondering on)にすると選択手に数字が3つあります。上から勝率、試行回数、目数差です。katagoは目数差も学習しているのが他のエンジンと違うところです。
なお、このプログラムで使っているkatagoはopenclバージョンなので、CUDAは必要ありません。
このプログラムはLizzie 0.7と同じように下部にもメニューがあって、いろいろ便利です。例えば「形勢」をクリックすれば sabakiの勢力図と同じような図になります。(katagoの場合は「katago形勢」)
他にもいろいろな使い方が豊富なので、その他のメニューも試して見てください。

なおLizzieを起動すると、weightsファイルの更新を自動的に検知し、新しいnetwork.gzがあると更新するかどうか聞いてきます。
ハングル文字なので分かりにくいですが、1で更新、2で更新せずLizzieを起動です。
C:\baduk\lizzie\lizzie.batを図のように書き直せば次回からは分かりやすくなります。もちろん日本語にしてもOK!

手順6 sabaki実行
sabakiを起動すると、手順3で言語設定をしてあればメニューは英語になっています。「Engines」→「Manage Engines」をクリックするとエンジン登録画面になりますが、すでに登録されています。しかしエンジン名がハングル文字のものも多いです。これを分かるように変更するなら以下を参照して変更してください。
릴라(Leela) 0.11.0 リーラ(Leela) 0.11.0
릴라마스터 GX7A リーラマスター GX7A
릴라마스터 GX7A(접바둑용) リーラマスター GX7A(置き碁用)
릴라마스터 OZ38(3점 접바둑) リーラマスター3子置き碁
릴라제로 173 リーラゼロ 173
릴라제로 bjiyxo 15b 238 リーラゼロ bjiyxo 15b 238
릴라제로 ZQ-i8(10블럭) リーラゼロ ZQ-i8(10ブロック)
릴라제로 하이브리드 by 젠스톤 リーラゼロハイブリッドbyジェンストーン、ELF v2 mix
릴라제로(BEST-NETWORK) リーラゼロ(BEST-NETWORK)
릴라제로(인간기보학습) リーラゼロ(人間棋譜学習)
미니고 v15-990 cormorant minigo v15-990 cormorant
미니고 v15 mix 0208 by 젠스톤 minigo v15 mix 0208byジェンストーン
엘프고(ELF OpenGo) Hybrid by 젠스톤 エルフ(ELF OpenGo)Hybrid byジェンストーン
피닉스고 형세판단 by 젠스톤 フェニックスと形勢判断byジェンストーン
上の表は直訳なので、もっと分かりやすくすればいいし、使えるのはAQ、Katago、Leelazero(BEST-NETWORK)、minigo v16、ELF v2、PhoenixGo_v1 くらいなので、整理してもいいかもしれません。
sabakiの盤面に石があるとき、上部メニューで Engines→Atacch…で分析に使うエンジンを指定し(白黒どちらでもいい)、次に任意の局面でF4キーを押すとLizzie風の勝率予想手を示してくれます。
候補手にマウスポインタを持っていくと、以降の予想手順を示してくれるのはLizzieと同じです。

手順7 LizGoban実行
LizGobanを起動するとコマンドプロンプトで分析プログラムの選択画面になります。ハングル文字を解読すると下表の内容です。
1. KataGo v1.2 OpenCL
2. Leelazero best
3. minigo v17 990
4. ELF v2
5. ELF Hybrid
6. Leela master OZ38
7. Leela master OX24
8. Leela master GXAA
9. Leelazero人間学習バージョン(6ブロック)
これは C:\baduk\LizGoban\LizGoban.batの冒頭部分なので、ここを書き直せば次から日本語で表示されます。

分析プログラムをKataGoにして、viewメニューからEndstateを選択すると、リアルタイムで勢力圏とおおよその目数が表示されるようになっています。

手順8 GoReviewPartner実行
GoReviewPartnerは棋譜を分析するツールです。
まず、C:\baduk\goreviewpartner\config.iniを書き換えます。
図の「kr」を「en」に書き換えるとメニューがハングル文字から英語になります。

起動したらいろいろメニューがありますが、英語になっていれば分かりやすいでしょう。例えば一番上の「Run a SGF file analysis」をクリックして棋譜を選ぶと分析条件の設定窓が現れ、「Start」をクリックすれば分析が始まります。
分析がCompletedとなったら「Start the review」をクリックすると碁盤が現れ、右上の「Table」をクリックすると各局面での分析結果が表になります。
いろいろな使い方があるはずですから探してみてください。

以上、簡単に「囲碁AI統合プログラム」の導入と使い方を書きました。メニューも多いので、今後面白い使い方が分かってきたら順次掲載していきます。
そして、ここに書いてない使い方があったら教えてください。

※※修正・追記(Mar. 30, 2020)※※
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