ソフト

他AIの導入方法
MinigoELF OpenGoKatago(対局用)PhoenixGoKatago(検討用)LizGobanLizzieLeelaZeroAQLeela、そしてAlphaGo学習ツール

現在、囲碁AIは戦国時代となり、非常に多くのプログラムが作られていますが、そのうちソースが公開されていて無料で使えるものの導入法を紹介していきます。(説明に用いている図の上にマウスポインタ-を持っていくと大きい図になることがあります。)
なお、紹介した記事はネット上で公開されている資料、特にokaoの囲碁研究所さんの記事の多くを参考にさせていただきました。





【Minigo】
MinigoはAlphaGoZeroのアルゴリズムに触発された Brian Lee氏が開発し、当初「MuGo」として発表されたのを修正したもののようです。
このAIは他のAIと強さを競うものではなく、皆で開発を楽しむというコンセブトのようです。そのためか布石も独特で、打ってみると人間くさい面を感じさせます。
現在v.17まで開発が進んでいるようですが、ウェイトファイルはv16のものがleelazero用に変換されています。現時点ではこれがベストでしょう。
手順1
公表されている学習ずみweightsファイルは表の 001144-two-lions(BestModel)で、LeelaZero用に変換されたものはこちらにあります。この表の一番上、v16-19x19/models/001144-two-lions_converted.txt.gzをダウンロードしてください。
また同じ物が Leelaのウェイトファイル倉庫にもあります。2019-Feb-13 17:23のものです。
手順2
ダウンロードした学習ずみweightsファイル名を「weights-minigo.txt」に変更して、LeelaZeroのweights.txtのあるフォルダにコピーまたは移動してください。

手順3
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順4
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(MiniGoなど)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「No arguments」にはいろいろなコマンドを書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w weights-minigo.txt)としました。(このへんはLeelaZeroと同じですが、weights.txtをweights-minigo.txtに変更するのを忘れないでください)
※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※
「Initial Commands(; -separated)」は考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
なお、この黒い設定画面の上の「Enable GTP logging to directory」にチェックして保存するフォルダを指定すれば対局ログを保存できます。(棋譜の保存とは違います)
入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

手順5(実行)
sabakiの上部メニューの「File」から「new」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。黒を自分、白をLeelaZero(minigo)にするならBlackの横のレ点マークでmanual、Whiteの横のレ点マークでMiniGoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを pondering offに設定することが必須です。
以上でminigoの思考部分がLeelaZeroで実行されることになりました。


Lizzieをminigoで動かす
Lizzieでも同様に、minigoの学習ずみweightsファイルを使えばminigoの思考で探索することになります。
上で名前を書き換えた「weights-minigo.txt」をLizzieフォルダのnetwork.gzのある場所にコピーします。
Lizzieのconfig.txtをエディターで開いて、"network-file": "weights-minigo.txt", と書き換えます。

こうしてからlizzie.jarをダブルクリックまたは開けば起動するはずです。
「Lizzie」などと比較してみるのも面白いでしょう。




【ELF OpenGo】
ELF OpenGoはFacebookがAlphaGoZeroと同じ方法を再現して強化し、2018年5月に公開したものです。しかし、これはLinux環境でないと動かせないし、インストールするにも前提となるPC環境が一般的ではありません。
そのため、Windowsでは学習ずみweightsファイル(LeelaZeroのweights.txtのようなもの)をLeelaZero用に変換して、思考部分をELF、実行部分をLeelaZeroとした疑似ELFの手法が一般的です。
従って、CPU版、GPU版でもLeelaZeroが動いていることが前提です。

手順1
公表されている学習ずみweightsファイルは現在以下の3つで、それぞれLeelaZero用に変換されたものがあります。
pretrained-go-19x19-v0 (May 2,2018) 62b5417b64c46976795d10a6741801f15f857e5029681a42d02c9852097df4b9.gz
pretrained-go-19x19-v1 (Jul 31,2018) d13c40993740cb77d85c838b82c08cc9c3f0fbc7d8c3761366e5d59e8f371cbd.gz
pretrained-go-19x19-v2 (Feb 13,2019) 05dbca157002b9fd618145d22803beae0f7e4015af48ac50f246b9316e315544.gz
LeelaZero用に変換されたファイルはこちらにありますので探してください。
CtrlキーとFキーを同時に押して現れる検索窓にファイル名の最初の文字6~10文字くらいを入力すれば検索出来ます。またはページトップのメニューで「Date ↓」をクリックして掲載日をソートすれば分かりやすくなります。(ただし v0はJul 11,2018)

手順2
ダウンロードした学習ずみweightsファイル名を「weights-elf.txt」に変更して、LeelaZeroのweights.txtのあるフォルダにコピーまたは移動してください。

手順3
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順4
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(LeelaZero(ELF)など)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「No arguments」にはいろいろなコマンドを書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w weights-elf.txt)としました。(このへんはLeelaZeroと同じですが、weights.txtをweights-elf.txtに変更するのを忘れないでください)
※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※
「Initial Commands(; -separated)」は考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
なお、この黒い設定画面の上の「Enable GTP logging to directory」にチェックして保存するフォルダを指定すれば対局ログを保存できます。(棋譜の保存とは違います)
入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

手順5(実行)
sabakiの上部メニューの「File」から「new」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。黒を自分、白をLeelaZero(ELF)にするならBlackの横のレ点マークでmanual、Whiteの横のレ点マークでLeelaZeroを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを pondering offに設定することが必須です。
以上でELFの思考部分がLeelaZeroで実行されることになりました。


LizzieをELFで動かす
Lizzieでも同様に、ELFの学習ずみweightsファイルを使えばELFの思考で探索することになります。
上で名前を書き換えた「weights-elf.txt」をLizzieフォルダのnetwork.gzのある場所にコピーします。
Lizzieのconfig.txtをエディターで開いて、"network-file": "weights-elf.txt", と書き換えます。

こうしてからlizzie.jarをダブルクリックまたは開けば起動するはずです。
「Lizzie」、「katagoで動くLizzie」などと比較してみるのも面白いでしょう。微妙に違います。




【Katago(対局用)】
Katagoは囲碁AI開発者のDavid J. Wu氏が新しい手法(探索数をランダム変動させて高速化するテクニック等)で作ったもので、学習効率は既存の囲碁AIを上回っているそうです。
※※これを動かすにはGPU搭載パソコンが必要です。※※
手順1
Katagoのページに行き、下の方に行くとダウンロードファイルがあります。CUDAをインストールしてあるなら「katago-v1.2-cuda-windows-x64.zip」、CUDAが無ければ「katago-v1.2-opencl-windows-x64.zip」をダウンロードして適当な場所に展開します。

手順2
Katagoのページで下の方にある「Strong Neural Net, LCB, and many bugfixes」の項目にある「Assets」をクリックして現れる「g104-b20c256-s447913472-d241840887.zip」をダウンロードして保存します。それを展開すると「g104-b20c256-s447913472-d241840887」というフォルダの下の方のフォルダに「model.txt.gz」というファイルがあります。これをkatago.exeのあるフォルダにコピーします。

CUDA版の場合、CUDA(クーダ)のインストールが必要です。opencl版の場合は次の手順3を飛ばして手順4に進んでください。
手順3
GPU向けのツールであるCUDA(クーダ)とcuDNNをインストールします。
詳細はCUDAのインストールをご覧下さい。

手順4
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順5
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(katago-openclなど)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックしてkatagoフォルダの中にある「katago.exe」を指定します。
「No arguments」にmodel.txt.gzとgtp_example.cfgの場所を指定します。例えば「gtp model C:\katago-opencl\model.txt.gz -config C:\katago-opencl\gtp_example.cfg」と入力します。(CUDA版ならそのフォルダを指定)
「Initial Commands(; -separated)」には何も書かなくていいですが、考慮時間を設定するなら例えば、「time_settings 0 15 1;」 とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

手順6
初期設定は中国ルールですから日本ルールに変更するなら katagoフォルダにある「gtp_example.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて「# Rules---」の項目の以下を書き直します。
「# koRule = SIMPLE」 「koRule = SIMPLE」
「koRule = POSITIONAL」 「# koRule = POSITIONAL」
「scoringRule = AREA」 「# scoringRule = AREA」
「# scoringRule = TERRITORY」 「scoringRule = TERRITORY」
ついでに自殺手ルールも書き直します。
「multiStoneSuicideLegal = true」 「multiStoneSuicideLegal = false」

他に、Threads数、検索時間、先読み機能(pondering)、Playouts数なども、ここで書き換えられます。

手順7(実行)
sabakiの上部メニューの「File」から「new」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。黒を自分、白をkatagoにするならBlackの横のレ点マークでmanual、Whiteの横のレ点マークでkatagoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを pondering offに設定することが必須です。(katagoはデフォルトでpondering offになっています)




【PhoenixGo】
「PhoenixGo」は、Tencent社が開発しオープンソース化した囲碁AIです。2018年4月の「世界囲碁AIトーナメント」で優勝しました。
GPU版とCPU版がありますが、windows64bitのパソコンが必要です。
手順1
PhoenixGoのページで最新のものをダウンロードします。
目的のファイル名の下にあるAssetをクリックするとダウンロードできるファイルが現れます。CPU版なら「PhoenixGo-win-x64-cpuonly-v1.zip」、GPU版なら「PhoenixGo-win-x64-gpu-with-cuda-v1.zip」です。ダウンロードしたら適当な場所に展開してください。
GPU版の場合、CUDA(クーダ)のインストールが必要です。CPU版の場合は次の手順2を飛ばして手順3に進んでください。
手順2
GPU向けのツールであるCUDA(クーダ)とcuDNNをインストールします。
詳細はCUDAのインストールをご覧下さい。

手順3
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順4
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(PhoenixGoなど)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックしてPhoenixGoフォルダの中にある「start.bat」を指定します。
「No arguments」以下は何もしなくてかまいませんが、考慮時間を設定するなら「Initial Commands(; -separated)」に例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。しかしPhoenixGoは初手こそ時間がかかりますが(GPU版は特に遅い)、打ち始めればさくさく進むので考慮時間の設定等、あまり意味が無いかも知れません。入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

手順5(実行)
sabakiの上部メニューの「File」から「new」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。黒を自分、白をPhoenixGoにするならBlackの横のレ点マークでmanual、Whiteの横のレ点マークでPhoenixGoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを pondering offに設定することが必須ですが、PhoenixGoはデフォルトで pondering offになっています。
sabakiの上部メニューの「Engines」で「Toggle Gtp Console」をクリックすると左にAIの作業ログ画面が現れます。




【Katago(検討用)】
Lizzieの碁盤で動作する囲碁の思考エンジンです。Lizzieを導入して使っていることが前提になります。
※※これを動かすにはGPU搭載パソコンが必要です。※※
手順1
まず、今あるLizzieをフォルダごと適当な場所にコピーします。私は「Lizzie(katago)」というフォルダ名にして、C:\直下にコピーしました。
このLizzie(katago)フォルダの中に「katago」というフォルダを作ります。つまり[c:\Lizzie(katago)\katago]となります。

手順2
Katagoのページに行き、下の方にある「katago-v1.2-opencl-windows-x64.zip」をダウンロードし、適当な場所に保存します。それを展開して「katago-v1.2-opencl-windows-x64」フォルダの中身を上記katagoフォルダにコピーまたは移動します。つまり[C:\Lizzie(katago)\katago]の中にkatagoのファイルが入ります。(フォルダごとコピーしてもいいですが、その場合は下記config.txtの書き換えでフォルダ名を追加しなければなりません)

手順2
Katagoのページで下の方にある「Strong Neural Net, LCB, and many bugfixes」の項目にある「Assets」をクリックして現れる「g104-b20c256-s447913472-d241840887.zip」をダウンロードして保存します。それを展開すると「g104-b20c256-s447913472-d241840887」というフォルダの下の方のフォルダに「model.txt.gz」というファイルがあります。これを「lizzie.jar」のある場所にコピーします。

手順3
lizzie.jarのあるフォルダ(C:\Lizzie(katago))の中の「config.txt」をテキストエディター(またはメモ帳)で開き、図のように書き換えます。
"network-file": "network.gz" "network-file": "./model.txt.gz"
"engine-command": "./leela-zero/leelaz --gtp --lagbuffer 0 --weights %network-file" "engine-command": "./katago/katago.exe gtp -model %network-file -config ./katago/gtp_example.cfg -override-version 0.17"
手順4
初期設定は中国ルールですから日本ルールに変更するなら「C:\Lizzie(katago)\katago」フォルダにある「gtp_example.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて「# Rules---」の項目の以下を書き直します。
「# koRule = SIMPLE」 「koRule = SIMPLE」
「koRule = POSITIONAL」 「# koRule = POSITIONAL」
「scoringRule = AREA」 「# scoringRule = AREA」
「# scoringRule = TERRITORY」 「scoringRule = TERRITORY」
ついでに自殺手ルールも書き直します。
「multiStoneSuicideLegal = true」 「multiStoneSuicideLegal = false」
以上で準備は終了です。
手順6(実行)
lizzie.jarをダブルクリックまたは開いて碁盤が現れれば、導入は成功です。pondering onで探索させると10手までしか表示されなければkatagoが動いています。

なお、katagoにはopenclバージョンの他にcudaバージョンもありますから、NVIDIAのCUDAをインストールしている方は同様の方法でLizzieにセットできます。両方試してみるのも面白いでしょう。

katagoは、まだ新しい囲碁AIなので使い方が分かりませんが、だんだん分かってくるはずです。




【LizGoban】
※※これを動かすにはwindows64bit、GPU搭載パソコンが必要です。※※

Lizzieとは別の囲碁検討ソフトですが、置き碁の設定も簡単、あえて悪い手を選んで打たせる接待碁もできるのが特徴です。
手順1
LizGobanのページに行き、緑色のボタン「Clone or download」からDownload ZIPを選びます。「lizgoban-master.zip」がダウンロードされます。
これを適当な場所に展開します。C:\直下が分かりやすいです。展開するとlizgoban-masterというフォルダができます。
このフォルダの中にexternalというフォルダがありますから、そこにLizzieフォルダの中にあるleela-zeroフォルダの中身を全部コピーします。Lizzieフォルダにあるnetwork.gzもexternalフォルダにコピーします。
Lizzieをまだ持ってない人は下にあるLizzie導入説明の「Lizzie.0.6.Windows.x64.GPU.zip」をダウンロードしてください。

手順2
nodejsのサイトで、緑色の windows installerボタンからnode.jsをダウンロードして実行してください。使っているパソコンに合わせたインストーラーがダウンロードされます。通常は「node-v10.16.3-x64.msi」となります。
実行するとnodejsがインストールされます。nodejsはどこに保存してもかまいません。インストール中は何も変更せずに[NEXT]を押し続けます。
念のためコマンドプロンプト(Windowsシステムツールにあります)を開いて「node -v」または「npm -v」と入力してバージョンを確認してください。それぞれ「v10.16.3」または「6.9.0」などと表示されれば正常にインストールされています。ここでエラーになればnodejsのインストールをやり直してください。

手順3
コマンドプロンプト画面(Windowsシステムツールにあります)で Lizgobanフォルダを指定します。例えば「cd C:\lizgoban-master」と入力してエンターを押します。
もしもCドライブ以外、例えばDドライブに保存したなら単に「D:」と入力してDドライブに移動し、「cd \lizgoban-master」と入力してエンターです。
C:\lizgoban-master> という表示になったら、「npm install」と入力してエンターを押すとダウンロードが始まります。少し時間がかかるので焦らず待ってください。カーソルが点滅した状態になったら終了です。終わると「lizgoban-master」フォルダの中に「node_modules」というフォルダができているはずです。
以上で準備は終了です。コマンドプロンプト画面は閉じてかまいません。

手順4(実行)
「lizgoban-master」フォルダの中にある「lizgoban_windows.vbs」をダブルクリックすれば碁盤が現れるはずです。しばらく待つと候補手をいろいろ表示してくるのはLizzieと同じです。
上部メニューの「File」で置き碁やsgfの入力・保存、「View」で碁盤の選択などできますが、Raw boardにして、相手の手番でキーボードの数字を押すと、その数字の順位の候補手を打ってきます。つまり1なら最上位の候補手、4なら4番目の候補手という具合です。
まだLizzieと同じく使い方が分かりませんが、だんだん分かってくるでしょう。
Lizzieからコピーするnetwork.gzを最新のものにすればLizgobanも強くなります。




【Lizzie】
※以下に書いたことをもう少し詳しく書いたので、トップページのLizzieの導入方法もご覧下さい。

Leela Zero専用検討ソフト『Lizzie』は以下をダウンロードしてください。
Lizzieの公式サイトに行ってページ中ほどに以下のファイルがあります。
PCにGPUが有るなら Lizzie.0.6.Windows.x64.GPU.zipをダウンロード
PCにGPUが無いなら Lizzie.0.6.Windows.x64.CPU.zipをダウンロードします。
※※ご自分のPCのGPUを調べる方法は「ファイル名を指定して実行」で dxdiagと入力、ディスプレイタブの「チップの種類」に書いてあります。
以下も参照してください。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_parts_vga

Javaがインストールされていないと動きませんから無料Javaのダウンロードのページからダウンロードしてインストールしてください。

Lizzieをダウンロードして解凍したフォルダの中に「liziie.jar」と並んで「network.gz」というファイルがあります。
Lizzieはディープラーニング技術を使用していて、このファイルは常に更新されLizzieが強くなっていきます。
よって、最新のnetwork.gzをダウンロードします。
このページ下方に表が左右にあって、左の表「Best Network Hash」という項目の中にnetworkファイルが並んでいます。
この中で最新のもの(一番上のもの)をダウンロードしてください。解凍せずに「network.gz」という名前に変更します。
それをlizzie.jarのあるフォルダの中に一緒に入れてください。先にある同名のnetwork.gzは削除するか上書きしてください。

念のため、上でダウンロードして解凍した「lizzie」フォルダの中の「leela-zero」フォルダにある「leelaz.exe」をダブルクリックしてみてください。何事もなく閉じれば動作条件を満たしているので問題ありません。もしもエラーが出たら、「Visual Studio 2015、2017 および 2019」にあるvc_redist.x64.exeを実行して Visual C++ をインストールしてください。

Javaがインストールされていれば、上でダウンロードして解凍したファイルの中にある Lizzie.jarを右クリックして「開く」またはダブルクリックすれば起動します。いちいちこのファイルを探しに行くのが面倒なら右クリックしてデスクトップにでもショートカットを置いておけばいいです。

Lizzieの使い方を詳しく解説した記事はまだありません。起動して Xキーを押せば使えるコマンドが表示されます。
現在までに分かってきたLizzieのコマンドをまとめて表にしました。参考にしてください。
今後も「質問掲示板」に使い方などの情報提供をしていきます。


Lizzieのプラットフォームを使ってkatagoやELFを動かすことができます。詳細はそれぞれの項目をご覧下さい。




【LeelaZero】
※※現在、Lizzieで対局もできますが、対局についてはユーザーフレンドリーでないので、対局目的ならLeelaZeroがよろしいです※※

手順1
LeelaZeroのページで最新のもの(2019年8月現在はLeela Zero 0.17 + AutoGTP v18 )をダウンロードして、適当な場所に展開してください。
leela-zero-0.17-cpuonly-win32.zip、leela-zero-0.17-cpuonly-win64.zipはGPUが無いパソコン用(windows32bitまたは64bit)
leela-zero-0.17-win32.zip、leela-zero-0.17-win64.zipはGPU搭載パソコン用(windows32bitまたは64bit)です。

手順2
展開したLeelaZeroのフォルダの中に autogtp.exeというファイルがありますからダブルクリックしてください。コマンドプロンプト画面になってダウンロードが始まります。「Starting GTP commands sent.」という文字の後に自己対戦の棋譜が表示されるようになったら画面を閉じます。
その結果、LeelaZeroのフォルダの中にnetworksというフォルダができていて、中に長い文字列で拡張子がgzのファイルがあります。名前をweights.txtに変更して、LeelaZeroのフォルダの中に入れてください。(このファイルはLizzieで使用するnetwork.gzと同じものなので、LeelaZeroを導入した後は専用サイトからダウンロードして更新すればいいです)

手順3
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順4
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(LeelaZeroなど)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「No arguments」にはいろいろなコマンドを書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w weights.txt -l \sgf)としました。
※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※
「Initial Commands(; -separated)」は考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
なお、この黒い設定画面の上の「Enable GTP logging to directory」にチェックして保存するフォルダを指定すれば対局ログを保存できます。(棋譜の保存とは違います)
入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

コマンドの説明は以下です。詳しい説明はコマンドプロンプトで「leelaz.exe -h」と入力すれば見られます。
「-g」はgtpモード、「-t」はパソコンのスレッド数、デフォルトは2です。「-p」はplayout数(思考回数、大きくすると環境によっては重くなります)、「-w」は上でコピーしたweights.txtを指定、「-l」は棋譜を保存するフォルダを指定(あらかじめ作っておきます)、「--noponder」は相手の手番では考えない設定にします。LeelaZero同士の対戦では特に必要です。

以上で設定は終了です。

手順5(実行)
sabakiの上部メニューの「File」から「new」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。黒を自分、白をLeelaZeroにするならBlackの横のレ点マークでmanual、Whiteの横のレ点マークでLeelaZeroを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを pondering offに設定することが必須です。
石に数字を表示するのは「View」から「Show Move Numbers」をチェックします。




【AQ】
手順1
AQの最新版(2019年9月現在 v.2.1.1)は以下でダウンロード
https://github.com/ymgaq/AQ/releases
GPU無しならAQ-mini_win.zip 、有りならAQ_win.zipをダウンロードして、適当な場所に展開してください。

手順2
碁盤を表示させる「sabaki」のページで最新のもの(2019年8月現在はsabaki-v0.43.3-win-x64-setup.exe)をダウンロードしてインストールします。(デスクトップにショートカットが作られます)

手順3
sabakiのアイコンをダブルクリックして起動すると碁盤が現れます。
上部メニューの「Engines」、続いて「Manage Engines」をクリックします。黒い画面で左下の「Add」をクリックして必要な項目を入力します。
「(Unnamed Engine)」には適当な名前(AQなど)
「Path」の左にあるフォルダのマークをクリックして AQのフォルダの中にある「AQ.exe」を指定します。
「No arguments」以下はそのまま無記入でかまいません。
入力が終われば右下の「Close」をクリックします。

以上の準備で動くはずです。対局設定をして相手をAQにして対局すればいいです。初手を打つまでに時間がかかることがありますが、打ち始めれば数秒で打ってくれます。

より詳細な設定はAQのフォルダの中にある「aq_config.txt」を変更します。
初期設定では「-gpu count =1」「-thread count =4」となっていますが、スレッド数など環境によって変更できます。
「-main time[sec] =0」はAQの持ち時間を秒で入力します。「-byoyomi[sec] =5」は持ち時間が無くなったときの秒読み時間(秒)です。
「-japanese rule =off」「-komi =7.5」は日本ルールにするなら、それぞれ「on」「6.5」とします。
「-use pondering =on」はAI同士の対戦では「off」にします。




【Leela】
フリーソフトでKGS八段、つまりプロ並みの棋力となったLeelaです。一昔前は最強の囲碁AIの一つでしたが、Leela-zeroが出てから見捨てられた感じになりました・・・
以下をダウンロードしてください。
公式サイトのDownloadにある Leela 0.11.0 (graphical interface for Windows, you probably want this one)を選択
リンクをクリックして実行を選択すればインストールします。または保存してからインストールしてください。
GPUの搭載されているPCがあれば最大能力が出ます。インストールのときGPU版にチェックを入れます。インストールすると通常のLeelaとLeela (GPU accelerated)の2つのアイコンが作られます。 画像処理ユニット(GPU)の搭載されたパソコンなら Leela(GPU accelerated)を動かすと強いです。GPUが無ければ普通の Leelaを動かしてください。

なお、ご自分のPCのGPUを調べる方法は「Lizzie」のところに書いてあります。

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