ポーカー(7) in LAS VEGAS

2月2日から7日までラスベガスに行った。去年のテロ事件以来、渡航する事への心理的プレッシャーは無かったが家族のプレッシャーが有形無形にあったので(笑)、ようやくまたラスベガスに来たという感じである。
ポーカーはあまりやらなかったが、今回はこれまでになく面白い出来事が多かった。

今回泊まったのはマンダレイベイとモンテカルロだったので、それぞれのポーカールームに行った。写真はマンダレイベイのポーカールームである。スポーツブックの隣にあり、この日はNFLのスーパーボールの日だったので人でごった返していた。


<嬉しかったこと>
マンダレイベイで他のテーブルゲームに飽きたので(実際はつかなくなったので)ポーカールームでホールデムをやってみた。最初のうちはまったく手がつかず、10人満席のテーブルを3周する間に私が参加したゲームは3回だけ。すべてターンまでは勝っていてリバーでまくられるという展開で、3周の間に配られた手ですべて出たとしても1つも勝っていないというイライラする展開で1時間が過ぎた。
そうこうしているうちに$100買ったチップが$40くらいに減って「今日はダメかな」と思い始めたとき、私に初めてのAが来た。

AC 3C

私がスモールブラインドで参加してプレフロップは5人でまわり、フロップが

2C 4C 5C

いきなりストレートフラッシュができてしまった。ここには4カード以上はプログレッシブがある。いったい幾ら貰えるのか気にはなるし、プログレッシブジャックポットはポットが$20以上無ければ成立しないので、とりあえずポットが増えるようにしなければいけない。私が最初にアクションすることになるが、下手に打って降りられたら元も子もなくなるので私はチェック。他がチェック周りだとやばいなと思うまもなく、3人目が$4ベット。それに全員コールしたのでほっと一安心。(^_^)
もうジャックポットは確定した。「いったい幾らだろう」と壁のTV画面を見ようとしてもストレートフラッシュをなかなか表示してくれない。私はとにかく何もせず、ひたすらチェックとコールを繰り返し、最後に残った一人のベットにレイズしてポットもおいしくいただいたのでありました。

ストフラが出たと場内アナウンスされると、隣のテーブルで遊んでいた知り合いのFさん(現地在住の日本人のおじさん)が駆けつけてきて「$500は貰える」というので期待したら実際は$175でありました。でも、金額の問題じゃないですね。こういうのをやると「ポーカーやってて良かった」としみじみ思う。ついさっきまでバカラテーブルで数百ドルのせめぎ合いをしていたことから見れば雀の涙の金額なんだけど。(笑)

余談になるが、他日、7カードスタッドでのこと。隣のおっさんが場に2のペアができたので$1ベットしたら相手が降りたことがあった。おっさんが「ちぇっ」と舌打ちして私に見せたハンドは2のペア。4カードができたがポットが$10も無いのでジャックポットにならないというわけだ。つかないとこういうこともある。


<悲しかったこと>
モンテカルロのホールデムでのこと。テーブルは10人で満席。全体に年金族が多く、私の前にはよく見かける白人のお婆さん(しょっちゅうポーカーで夜更かししてるんだからまともな婆ちゃんではなく、けっこうしぶとい)、私の右隣に黒人の若いあんちゃん(初めは巧い奴かと思ったけど、私が居る間の2時間で2回もリバイしていたから見かけ倒し)、あとは巧いというよりしぶといおっさんばかりというメンバーで、甘そうなのは黒人のあんちゃんだけという午前2時過ぎのテーブルでのこと。
私は勝ったり負けたりを続け、最初に買った$100が増えも減りもしないという展開で、なんとなく不完全燃焼を感じていたところにAAが来た。

AS AC

ここは勝負所と、当然プレフロップでレイズ。4人がついてきて、私の右隣の黒人のあんちゃんがリレイズしてきた。こんなに参加者が多くては困るので私はまたリレイズ。これにまた全員がついてきてあんちゃんが更にリレイズしてキャップまでいってしまった。参加した6人が$20ずつ出したのでポットは$100を越えている。
で、フロップが

AD JC 8D

私の手はAの3本である。当然レイズをかましたら、また黒人のあんちゃんがリレイズしてきた。どんな手を持っているのかしらないが、こやつはよくセミプラフでレイズする奴だったので他のメンツを降ろす意味でもリレイズし、ここもまたキャップまでいってしまった。しかも、ここで降りたのは1人だけという訳の分からない展開。(^^;)
そしてターンが

3D

これでダイヤが3枚出てしまった。こういう低レートのテーブルでは可能性のある限りついてくる連中が多いので、残った私以外の5人の中には絶対にフラッシュが居るはずだ。(;_;)
私はがっくりきたが顔には出さず、リバーで何か場にペアのできるのを願った。(ペアができれば私の手はフルハウスになる)
しかし、願いはかなわずリバーはハートの6。何人目かのオヤジが$8ベットしたので万事休すだ。私は最後に残った$2をオールインして宣告を待った。敵はやっぱりQを持ってのフラッシュだった。隣の黒人がカードを捨てながら、「あんたはA持ってたんだろ」というので「イェース」と場にカードを投げて見せてやったら、前のお婆さんが「まあ、なんてアンラッキーなの」と同情してくれた。が、同情するよりチップくれ。(笑)

しかし、それまではせいぜい$20のポットを取り合っていたのが一気に$400近いポットを独占したあのオヤジが羨ましかった。 頭を少し冷やそうと、ポーカールームを出て気分転換に$1スロットを回したらほんの数秒で$100儲かった。あの数時間かけて$100負けたポーカーはなんだったんだろう。(^^;)


<面白い人たち>
ポーカーを長時間やっていると色々な人が居る。

[せっかちな奴]
ホールデムのテーブルの開くのをずっと待っているイタリア系のおっさんが2人居た。一人は映画のフランケンシュタインに似ている。もう一人はイタリアンマフィアといった感じだ。私は7カードスタッドをやっていたが、そっちが開いたのでホールデムに移動した。
このマフィアのおっさんがせっかちだった。
ディーラーをはさんで私の向こう側に居るのだが、あるとき彼のベットに私の右隣のおっさんがコールし、他がばたばたと降りたことがあった。フロップにJ、6、2が落ちている。彼はディーラーの陰になっているコーラーに気づかず、勝ったと思ってカードを開いてしまった。その手は色違いの2と4。(笑)
ディーラーが制止して試合続行。私の隣のおっさんはターンで相手のチェックにチェックし、リバーでカードを投げてしまった。みんなが「ベットされたらどうしたんだ」とマフィアタイプの彼に聞いたら「当然レイズするさ」と答えたので皆が笑っていた。しかし、私の隣のおっさんのプレイはどうだったんだろう。

それからしばらくして、リバーで3人残り、彼のベットに1人がコールしたところで、彼が「ストレート」と自分の手を宣言した。まだ1人イタリア系のフランケンが残っている。この時のフランケンの顔が面白かった。コールしようとしてチップを差しだそうとしていた矢先なので、相手の顔を見直し、「What?」と言いながら、もじもじと手を引っ込め、カードを投げていた。(^_^)
マフィアの彼は$8儲け損なったけれど、友達同士らしいのでわざと早く宣言した可能性もないではないな。

[コインのじじい]
モンテカルロの7カードスタッドでラック(チップを整理して入れる道具、普通100枚入る)にチツプと25セントコインをいっぱい入れてプレイしている爺さんが居た。チツプは10枚も無い。こんなんでプレイできるんかと見ていると、オールイン寸前に勝ったりしてなかなかチップが無くならない。「う〜ん、しぶとい爺だ」と思っていたら、ついに無くなった。
リバイするのかと見ていると足下からコインのいっぱい入ったバケツ(マシンで勝ってきたのだろう、たぶん$200は入っている)を持ち出して、じゃらじゃらラックに乗せてプレイしだした。コイン4枚でチップ1枚分だから、コールしたりベットするたびにコインの数を数えなければいけないので時間がかかる。まったく人迷惑な爺だが、それほど巧くないので当然誰からも文句は出なかった。(笑)
この爺さん、明くる日はホールデムをやっていたが、やはり負けていた。ラスベガスのポーカーテーブルではよく見かけるカモタイプである。

この他、ブラフをすると決めたら最後まで突撃した東洋系のあんちゃん。こいつは必ず Sir付けで喋っていた。
また、テーブルに乗り出すようにして人の顔をじろじろ見回していた東洋系のおばさん。私が別のテーブルから見ていたら目があってにらまれてしまった。(笑)

このようにポーカーテーブルにはユニークな人が数多い。そのうち、またまとめて紹介したいと思っている。


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