石田の「囲碁の薬」

私が囲碁を上達できたのは、良いライバルがいたことと良い先生がいたからです。
先生は石田一磨といい、アマの愛知県代表に何度もなったことがあり中部地方本因坊など数々の実績がありますが、私が凄いと思うのは教え方です。アマがどこにひっかかっているのか、どこが分からないかをアマであるが故によく分かっているので、まことに分かりやすい解説をしてくれます。
プロの解説がしばしば分かりにくいのは、プロにとっては常識であるようなことがアマには理解できてないことがあります。石田さんはそこをはしょることなく分かりやすく解説してくれるので、その教えがすぐ身に付きました。
石田さんは1級ならこれくらい、二段ならこれくらい、五段なら等々、段階によって囲碁を理解できる範囲が分かっているのでそれに合わせて解説をしてくれます。これも上達するには大変ありがたかったことです。
石田さんは基本死活辞典の監修もしてくれましたので、私とは親しい間柄です。そのため先生の教えを連載しないかと持ちかけたところ、「もう歳なので面倒くさいなぁ」と、あまり乗り気ではなかったのですが、教えの普遍的な部分をまとめた『石田の薬』というのを提供してくれました。
ここに書いてある「五原則」を常に心がけて囲碁を打てれば上達することは間違いなしです。(私が経験しました)
2014初春  江場


20代に教える立場になってからいろいろ考える中に「上達する為の分かり易い教え方」を模索するようになり 数年かかって完成したのが「石田の四原則」でした。
着手を考える時に 「どういうプロセスを経て決定するのか」を追及し その中から「普遍的な項目」を抽出した積りです。

同好会や個人を対象としてこれに基づき教えて来たのですが このネーミングは仲間内だけで使っていたもので 世の中には出ておりませんでした。
その後囲碁教室に関わるようになったのを切っ掛けに もう1項目を加えて「石田の五原則」として完成しましたが このネーミングでは堅苦しくそぐわないのでソフトな「囲碁の薬」としてカードを作成し配るようになりました。

特に棋譜解説に当たっては あらゆる盤面を「原則」の言葉だけを使って来ましたが 半世紀近くの間一度も困ったことは無く自信を深めております。
この薬を信じて服用された方々は 間違いなくその効用に驚かれることでしょう。

服用の際の注意事項 : 一番多い間違いは「弱い石かどうか分からない」「強い石かどうか分からない」等の疑問を持つことです。だからこそ「思う」と云う言葉が入っているのです。その人が思えば良いのです。
肝心なのは 服用することに集中することなのです。
2009.10.01  石田 一麿




囲碁の薬



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