ソフト

他AIの導入方法
総合囲碁AIメガパック クラウド上Google Colab
囲碁対局用AQMinigoELF OpenGoKataGoLeelaZeroPhoenixGo
FuegoGnugopachiRnSAILeela
+検討用LizzieLizGobanKaTrain 
囲碁ツールq5go流星ZBadukAlphaGo学習ツール

現在、囲碁AIは戦国時代となり、非常に多くのプログラムが作られていますが、そのうちソースが公開されていて無料で使えるものの導入法を紹介していきます。(説明に用いている図の上にマウスポインタ-を持っていくと大きい図になることがあります。)
紹介した各導入法はネット上で公開されている多くの記事・資料を参考にさせていただきました。お礼申し上げます。


※※ここに紹介した囲碁AIは、AQ-v4以外グラフィックボード(単体のGPU)の無いパソコンでも、すべて動きます。※※




【囲碁AIメガパック】
この英語版「囲碁AIメガパック」は韓国版「囲碁AI統合プログラム」からあまり使われないツールやエンジンを削除したもので、日本の私たちにはこれで十分と思います。
ELF、KataGo、LeelaZero、minigo、PhoenixGo、SAI、Leelaの幾つかのバージョン、SabakiとLizGoban、katrainも入っています。
さらに更新が早いことも特徴です。製作者の Seventeen wonsiksさんが精力的に各囲碁AIの更新状況を把握し、即座にバージョンアップしています。

※※※注意※※※
1.Cドライブ直下に LizGoban、lizzie、nodejs、Sabakiのフォルダがあると、「囲碁AIメガパック」のフォルダに取り込まれます。残しておきたい場合は名前を変えておくなどしてくだい。
2.すでにSabakiをインストールしている場合、このプログラムをインストールすると既存のSabakiの登録エンジンも書き換えられてしまいます。Sabakiの使用するエンジンは「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sabaki」に登録されているので、このフォルダを別の場所にコピーしておくか、または名前を変更して、使うときだけSabakiに名前を変えるという手もあります。なお、このフォルダは隠しフォルダの中なので、エクスプローラーを隠しフォルダが見えるように設定しておく必要があります。
同様に、KaTrainの設定ファイルは、「C:\Users\ユーザー名\.katrain\config.json」として作成されます。KaTrain.exeが複数ある場合、どれもこの設定ファイルを使うので、それぞれの設定内容が違う場合は注意が必要です。
3.デスクトップにLizzieやSabaki、LizGobanのアイコンが既にあると書き換えられます。残しておきたければ名前を変えるなどしてください。


手順1
こちらがダウンロードページです。現在のバージョンは v4.7.2です。
ここの「BadukMegapack v4.7.* for Windows」の下のリンクからダウンロードしてください(容量が2.5Gbほどあります)。
ダウンロードサイトが複数ありますが、中身は同じ物です。download1からのダウンロードに失敗した場合は他を試してください。


なお、Windowsが32bitでGPUの無いCPUのみのパソコンの人向けにライトバージョンが掲載されています。こちらからダウンロードしてインストールしてください。

手順2
ダウンロードしたBaduk_AI_Megapack_v4.**.*_x64.exe をダブルクリックまたは開くとインストールが始まります。

インストールの初めに、お使いのパソコンのGPUの種類を聞いてきます。自動的に検出された名前が呈示されるのでそれにしたがってください。よく分からなければ「dxdiag」などであらかじめ確認しておいてください。

GPUを単体で搭載していない(グラフィックカードの無い)パソコンの場合は「4 - CPU embedded GPU (Intel or AMD)」を選択してください。

インストールの最後に、Katagoのgtp.cfgのセットアップをするかどうか聞いてきます。後にする(No, I'll do it later)を選択するとルールも何も設定されませんが、「Baduk AI Softwaresフォルダ」に「Generate KataGo Config」というツールがあるので後から設定できます。
セットアップする場合は、ここで日本ルールにするなど詳細な設定ができます。
「What rules ...」と聞かれたら「japanese」と入力、あとは何か聞かれて「default n」とあれば「n」を選択、「Leave blank for...」とあればエンターを押します。最後に「Skip performance tuning (y/n)?」で、「n」を選択すれば、お使いの環境に最適なチューニングをしてくれます。

インストールが完了すると、デスクトップ上に図のようなフォルダができています。

手順3
フォルダの中身です。katrain、LizGoban、LizzieとSabakiが入っています。
「Generate Katago Config」はKatagoのgtp.cfgの編集ができます。
「Update LeelaZero Network」「Update SAI Network」というアイコンは、それぞれ最新のweightsファイル(networkファイル)をダウンロードするためのものです。
「Update Option」というアイコンはメガパックに新しい更新ファイルがある場合更新します。

手順4 Lizzie実行
Lizzieのアイコンをダブルクリックして起動すると、Lizzieの碁盤が現れます。メニューその他は日本語になっています。
上部メニューの右端「エンジン」をクリックすると、現在使えるエンジンのリストが現れますから好きなエンジンを選びます。

なお、hope366さんの改造されたLizzieを使う方法はLizzieのところに書いてあります。

エンジンをKataGoにしてスペースキーを押し、分析実行中にすると選択手に数字が3つあります。上から勝率、試行回数、目数差です。KataGoは目数差も学習しているのが他のエンジンと違うところです。

このプログラムはLizzie 0.7と同じように下部にもメニューがあって、いろいろ便利です。例えば「形勢」をクリックすれば Sabakiの勢力図と同じような図になります。(KataGoの場合は「katago形勢」)
他にもいろいろな使い方が豊富なので、その他のメニューも試して見てください。

なお使用するエンジンの並び方は「lizzie」フォルダにある「config.txt」を書き換えれば、好きな順にできます。起動したときに動くエンジンは図の下にある赤線なので、これを変更すれば好きなエンジンに変えられます。

※※「天頂」ユーザーはお持ちの Zen.dllをlizzieフォルダに入れれば、Lizzie下部メニューの「形勢」が有効になる場合があります。

手順5 Sabaki実行
Sabakiの使い方はこちらを見てください。
Sabakiを起動し、「Engines」→「Manage Engines」をクリックするとエンジン登録画面になりますが、すでに登録されていますので好きなエンジンをすぐ使えます。

Sabakiの盤面に石があるとき、上部メニューで Engines→Atacch…で分析に使うエンジンを指定し(白黒どちらでもいい)、次に任意の局面でF4キーを押すとLizzie風の勝率予想手を示してくれます。
候補手にマウスポインタを持っていくと、以降の予想手順を示してくれるのはLizzieと同じです。

手順6 LizGoban実行
上部メニューの「Preset」で、使用するエンジンを選べます。オリジナルのLizGobanはLeelaZeroとKataGoのみですが、メガパックでは他のエンジンも選択できます。
Katagoを使用する場合、「Edit」でコミと日本ルールを含むさまざまなルールに変更できます。「File」で19路盤の他に13路と9路を選べます。

手順7 katrain実行
画面左上のメニューアイコンをクリックすると設定窓が出ます。

使い方はKaTrainの項、また、katrainのページをご覧下さい。


※※修正・追記(Oct. 20, 2020)※※





【AQ】
手順1
AQの最新版(現在は v.4.0.0)は以下でダウンロード
https://github.com/ymgaq/AQ/releases
AQ_windows.zipをダウンロードして、適当な場所に展開してください。
しかし、動作環境が1.Nvidia製GPU、2.CUDA Toolkit 10.0 or 10.2、3.TensorRT 7.0.0となっているので、一般ユーザーではハードルが高いと思われますが、動作環境を満たせば起動できます。

動作環境がなければ、下の v2.1.1のAssetsにある「AQ-mini_win.zip」(CPU only用)か「AQ_win.zip」をダウンロードしてください。


【v.4の導入手順】
1、GPU向けのツールであるCUDA(クーダ)をインストールします。
詳細はCUDAのインストールをご覧下さい。cuDNNもインストールしてください。

2、TensorRT 7のダウンロード
詳細はTensorRTのダウンロードをご覧下さい。

3、AQ-v4へのコピー
上でダウンロードして展開(解凍)したTensrRT 7のフォルダの中のlibフォルダの中身を全部AQのフォルダにコピーします。

Lizzieが動いているなら必要ないかも知れませんが、念のため「Visual Studio 2015、2017 および 2019」にあるvc_redist.x64.exeを実行して Visual C++ をインストールしておきます。

4、ルールの設定
AQのフォルダにある"config.txt"をテキストエディタまたはメモ帳で開き、日本ルールなら「--rule=1」「--komi=6.5」と書き換えてください。
さらに詳しい使い方などはREADME.mdをお読みください。日本語で書いてあります。

v2.1.1のAQの場合
詳細な設定はAQのフォルダの中にある「aq_config.txt」を変更します。
初期設定では「-gpu count =1」「-thread count =4」となっていますが、スレッド数など環境によって変更できます。
「-main time[sec] =0」はAQの持ち時間を秒で入力します。「-byoyomi[sec] =5」は持ち時間が無くなったときの秒読み時間(秒)です。
「-japanese rule =off」「-komi =7.5」は日本ルールにするなら、それぞれ「on」「6.5」とします。
「-use pondering =on」はAI同士の対戦では「off」にします。


手順2
AQを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(AQなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてAQのフォルダの中にある「AQ.exe」を指定します。
「引数なし」以下はそのまま無記入でかまいません。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

以上の準備で動くはずです。対局設定をして相手をAQにして対局すればいいです。初手を打つまでに時間がかかることがありますが、打ち始めれば数秒で打ってくれます。



Lizzie-0.7にAQ-v4を組み込む

1.LizzieフォルダにAQ-v4フォルダをコピーします。
2.Lizzieのconfig.txtをテキストエディタまたはメモ帳で開き、図のようにAQ.exeを登録します。例えば「"./AQ-v4/AQ.exe --lizzie -w AQZ",」
3.「lizzie.jar」を開く、またはダブルクリックしてLizzieを起動し、エンジンメニューでAQZを選択すれば搭載したAQが動きます。


※※修正・追記(May, 25, 2020)※※





【Minigo】
MinigoはAlphaGoZeroのアルゴリズムに触発された Brian Lee氏が開発し、当初「MuGo」として大会に出場していたものを改修してオープンソース化したものです。
このAIは他のAIと強さを競うものではなく、皆で開発を楽しむというコンセブトのようです。そのためか布石も独特で、打ってみると人間くさい面を感じさせます。
現在v.17まで開発が進んでいるようですが、ウェイトファイルはv16のものがLeelaZero用に変換されています。
手順1
公表されている学習ずみweightsファイルは表の 001144-two-lions(BestModel)で、LeelaZero用に変換されたものはこちらにあります。この表の一番上、v16-19x19/models/001144-two-lions_converted.txt.gzをダウンロードしてください。
また同じ物が Leelaのウェイトファイル倉庫にもあります。2019-Feb-13 17:23のものです。
手順2
ダウンロードした学習ずみweightsファイル名を「minigo.gz」に変更して、LeelaZeroのweights.txtのあるフォルダにコピーまたは移動してください。

手順3
Minigoを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順4
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(MiniGoなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w minigo.gz)としました。(このへんはLeelaZeroと同じですが、weights.txtをminigo.gzに変更するのを忘れないでください)
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

手順5(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をLeelaZero(minigo)にするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からMiniGoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。
以上でminigoの思考部分がLeelaZeroで実行されることになりました。
なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。


Lizzie-0.7にMinigoを組み込む

1.上で名前を書き換えた「minigo.gz」をLizzieフォルダのlizzie.jarのある場所にコピーします。
Lizzieを初めて使う場合は、一度Lizzieを起動しておきます。
2.Lizzieの「config.txt」をメモ帳またはテキストエディタで開いて、図のようにMinigoを記入します。
例えば 「"./leelazero/leelaz.exe -g -t 6 -w minigo.gz",」
3.「lizzie.jar」を開く、またはダブルクリックしてLizzieを起動し、エンジンメニューでminigo.gzを選択すれば搭載したMinigoが動きます。


※※修正・追記(May. 25, 2020)※※





【ELF OpenGo】
ELF OpenGoはFacebookがAlphaGoZeroと同じ方法を再現して強化し、2018年5月に公開したものです。Windowsで動くバージョンも公開されていますので末尾に記載します。
ここでは一般的な手法すなわち、学習ずみweightsファイル(LeelaZeroのweights.txtのようなもの)をLeelaZero用に変換して、思考部分をELF、実行部分をLeelaZeroとした疑似ELFの手法を説明します。
従って、CPU版、GPU版でもLeelaZeroが動いていることが前提です。

手順1
公表されている学習ずみweightsファイルは現在以下の3つで、それぞれLeelaZero用に変換されたものがあります。
pretrained-go-19x19-v0 (May 2,2018) 62b5417b64c46976795d10a6741801f15f857e5029681a42d02c9852097df4b9.gz
pretrained-go-19x19-v1 (Jul 31,2018) d13c40993740cb77d85c838b82c08cc9c3f0fbc7d8c3761366e5d59e8f371cbd.gz
pretrained-go-19x19-v2 (Feb 13,2019) 05dbca157002b9fd618145d22803beae0f7e4015af48ac50f246b9316e315544.gz
LeelaZero用に変換されたファイルはこちらにありますので探してください。
CtrlキーとFキーを同時に押して現れる検索窓にファイル名の最初の文字6~10文字くらいを入力すれば検索出来ます。またはページトップのメニューで「Date ↓」をクリックして掲載日をソートすれば分かりやすくなります。(ただし v0はJul 11,2018)

手順2
ダウンロードした学習ずみweightsファイル名を「elf.gz」に変更して、LeelaZeroのweights.txtのあるフォルダにコピーまたは移動してください。

手順3
ELFを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順4
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(LeelaZero(ELF)など)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w elf.gz)としました。(このへんはLeelaZeroと同じですが、weights.txtをelf.gzに変更するのを忘れないでください)
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

手順5(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をLeelaZero(ELF)にするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からELFを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。
以上でELFの思考部分がLeelaZeroで実行されることになりました。
なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。


Lizzie-0.7にELFを組み込む

1.上で名前を書き換えた「elf.gz」をLizzieフォルダのlizzie.jarのある場所にコピーします。
Lizzieを初めて使う場合は、一度Lizzieを起動しておきます。
2.Lizzieの「config.txt」をメモ帳またはテキストエディタで開いて、図のようにELFを記入します。
例えば 「"./leelazero/leelaz.exe -g -t 6 -w elf.gz",」
3.「lizzie.jar」を開く、またはダブルクリックしてLizzieを起動し、エンジンメニューでelf.gzを選択すれば搭載したELFが動きます。


ELF本体を直接動かす方法を説明します。
ELFはCUDA10.0が必要と公式ページに書いてありますが、GPUの無いCPUのみのパソコンでも動いたので、GPU有りでCUDAもあれば最高のパフォーマンスを得られるという意味かもしれません。
なお、Sabakiで動かすとき、コミを認識しないというSabakiの警告が出る場合があります。Sabakiのバージョンによって警告が出たり出なかったり安定しません。警告があってもプレイすることは可能です。

Windows版のELF本体はこちらのページの中段、「ELF OpenGo Windows binary」をダウンロードして保存し、適当な場所に展開してください。

Sabakiを起動して、ELFのCPU、GPUのバージョンの設定を図のようにしてください。
CPUの場合、No argumentsには「--load model-v2.bin --mcts_rollout_per_thread 80」
GPUの場合、No argumentsには「--load model-v2.bin」
Initial commands (;-separated) には何も入れなくていいですが、考慮時間を入れる場合、CPUは最小40秒、GPUは最小4秒にしてください。
なお、rollout threadの数を大きくすればELFが強くなります(その代わり考慮時間が増えます)。CPUの場合、デフォルトは80で40秒、GPUの場合、デフォルトは800で4秒、1600にすると8秒になります。

※※修正・追記(May. 25, 2020)※※





【Katago】
Katagoは囲碁AI開発者のDavid J. Wu氏が新しい手法(探索数をランダム変動させて高速化するテクニック等)で作ったもので、学習効率は既存の囲碁AIを上回っているそうです。

手順1
Katagoのページに行き、「Eigen Memory Bugfixes」の下の方のAssetsにダウンロードファイルがあります。
[katago-v1.6.1-gpu-opencl-windows-x64.zip]
最新のGPUをお持ちの方はこれをお使いください。
これはKataGoの一般的なGPUバージョンであり続けており、様々なGPUで動作するはずですが、ここ数年のものではない古いGPUは動作しないかもしれませんし、AMDやマイナーなベンダーはOpenCLの実装にドライバの問題を抱えていることがよくあります。
[katago-v1.6.1-gpu-cuda10.2-windows-x64.zip]
トップエンドのNVIDIA GPUを持っていて、より技術的なセットアップ作業をしたいと思っていて、少しでもパフォーマンスを得たいと思っている場合にテストしてください。CUDA 10.2が必要です。
[katago-v1.6.1-cpu-eigen-windows-x64.zip]
GPU を持っていない場合や、GPU が古すぎて動作せず、CPU が AVX2 や FMA をサポートしていないことが判明した場合に使用します。これはKataGoの純粋なCPUバージョンです。
[katago-v1.6.1-cpu-eigen-avx2-windows-x64.zip]
GPUを持っていない場合や、GPUが古すぎて動作しないが、ここ数年のIntelやAMDのCPUを持っている場合に使います。
これはKataGoの純粋なCPUバージョンですが、AVX2とFMA操作を使用するようにコンパイルされており、それらを使用しない場合と比較して約2倍の速度が得られます。しかし、これらの操作をサポートしていない古いCPUや弱いCPUでは、完全に動作しません。

さらに、このページに行き、「Final June 2020 Neural Nets, Minor Bugfixes」の下にあるAssetsを開いて、weightsファイル(Neural Nets)「g170e-b20c256x2-s5303129600-d1228401921.bin.gz」をダウンロードして保存します。そして名前を「default_model.bin.gz」と変更します。
weightsファイルは30,40ブロックのものも公開されています。高性能なハードウェアなら40ブロック、中小性能なハードウェアなら20ブロックにするのがよいとされていますが、どれを使うかはご自分で判断してください。一般的にはブロック数の小さいほど軽く、探索数が稼げます。

<最初にお使いの環境に最適になる設定を調べる方法>
コマンドプロンプトを開き、 katago.exeのあるフォルダを指定[cd c:\katagoなど]してからコマンドを入れます。
[katago benchmark -config default_gtp.cfg -model default_model.bin.gz -tune -time 5 -v 3000]などのコマンドでベンチマークテストができます。
KataGoのベンチマークテストの結果、速度とスレッドに関する統計情報が報告されます。default_gtp.cfg の numSearchThreadsなどの値を設定すれば良いパフォーマンスを得られるでしょう。
※※囲碁AIメガパックにあるGenerate KataGo Configを使用すれば自動的に変更されるので、メガパックはお薦めです。※※

なお、ベンチマークで使用できるコマンドの詳しい説明はコマンドプロンプトで「katago benchmark -h」と入力すれば見られます。

※※詰碁に焦点を合わせてトレーニングをしたweightsファイルが発表されています。
※※使うならこちらからigoh120-s618909184-d292623510.txt.gzをダウンロードして、既存のmodelファイルと置き換えてください。

※※お遊びで、29x29路までの大きな碁盤に対応するkatago-v1.6.1+bs29がリリースされています。
たまに大きい碁盤も使ってみるならこれをダウンロードすればいいでしょう。

CUDA版の場合、CUDA(クーダ)のインストールが必要です。opencl版の場合は次の手順2を飛ばして手順3に進んでください。
手順2
GPU向けのツールであるCUDA(クーダ)とcuDNNをインストールします。
詳細はCUDAのインストールをご覧下さい。

手順3
KataGoを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順4
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(katago-openclなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてkatagoフォルダの中にある「katago.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例えば「gtp -config C:\katago-opencl\default_gtp.cfg -model C:\katago-opencl\default_model.bin.gz」などと入力します。(CUDA版ならそのフォルダを指定)
「初期化コマンド(; -separated)」には何も書かなくていいですが、考慮時間を設定するなら例えば、「time_settings 0 15 1;」 とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

手順5
初期設定はTromp-Taylorルールですから日本ルールに変更する場合、katago-v1.3.4以降のバージョンでは katagoフォルダにある「default_gtp.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて91行目にある「rules = 」を「japanese」に書き換えてください。日本ルール以外にもここで書き換えられます。そして対局するときのコミ設定を6.5目としてください。

katago-v1.3.3以前のバージョンでは katagoフォルダにある「gtp_example.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて「# Rules---」の項目を以下の表のように書き直します。そして対局のコミ設定も6.5目としてください。
変更前変更後
# koRule = SIMPLEkoRule = SIMPLE
koRule = POSITIONAL# koRule = POSITIONAL
scoringRule = AREA# scoringRule = AREA
# scoringRule = TERRITORYscoringRule = TERRITORY
# taxRule = SEKItaxRule = SEKI
multiStoneSuicideLegal = truemultiStoneSuicideLegal = false

他に、Threads数、検索時間、先読み機能(pondering)、Playouts数なども、cfgファイルで書き換えられます。

手順6(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をKataGoにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からKataGoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。(KataGoはデフォルトで分析一時停止になっています)
なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。



Lizzie-0.7.2以前のバージョンにKataGoを組み込む (最新のLizzieに最新のKataGoを組み込むのも同様の方法です)
Lizzie-0.7.2以前のに入っているKatagoはv-1.2なので、v-1.3以降のKataGoを搭載する方法は以下です。

1.LizzieフォルダにKataGoフォルダをコピーします。
2.KataGoのweights(network)ファイルを「lizzie.jar」と同じフォルダにコピーし、名前を例えば「katago20b.gz」とします。
3.Lizzieの「config.txt」をメモ帳またはテキストエディタで開いて、図のようにKataGoのエンジンを記入します。
例えば 「"./katago-v142/katago.exe gtp -model katago20b.gz -config ./katago-v142/default_gtp.cfg",」
4.ルール、その他の設定はKataGoフォルダの「default_gtp.cfg」を書き換えてください。
5.「lizzie.jar」を開く、またはダブルクリックしてLizzieを起動し、エンジンメニューでkatago20b.gzを選択すれば搭載したKataGoが動きます。

なお、katago v1.3.4 以降のルールの切り替えは「default_gtp.cfg」を書き換えなくともコマンドラインで設定できます。
Lizzieの上部メニューの[設定]→[エンジン]で「katago gtp -model ~」というコマンドラインに「 -override-config rules=japanese」を追加します。
中国ルールなら「 -override-config rules=chinese」です。(「-override-config」の前後に空白が必要。「=」の前後には空白は入れません)
このようなコマンドラインを2つ書けば1つのkatagoエンジンでルールを変更して使えます。
他の設定ですでに -override-config が書かれている場合は、「 -override-config ○○○○」を「 -override-config ○○○○,rules=japanese」のようにして「,rules=japanese」を書き加えます。(「,」や「=」の前後に空白は入れません)
スレッド数なども同様に切り替えできますが、組み合わせが複雑になるなら「-config japan.cfg」と「-config china.cfg」と2つのcfgを用意すればいいですね。


Lizzie-0.6にKataGoを組み込む(Lizzie-0.7を動かすのが重い方用)
Lizzieの碁盤で動作する囲碁の思考エンジンです。Lizzieを導入して使っていることが前提になります。
手順1
まず、Lizzie(0.6以前)をフォルダごと適当な場所にコピーします。私は「Lizzie(katago)」というフォルダ名にして、C:\直下にコピーしました。

手順2
Katagoのページに行き、下の方のAssetsにダウンロードファイルがあります。CUDAをインストールしてあるなら「katago-v1.5.0-cuda10.2-windows-x64.zip」、CUDAが無ければ「katago-v1.5.0-opencl-windows-x64.zip」をダウンロードして適当な場所に展開します。
もし、最新のKataGoを入れてみてLizzieが動かなければ、KataGoを v1.3以前のもので試してください。その場合、weightsファイル(Neural Nets)も以前のものにする必要があります。

さらに、「Final June 2020 Neural Nets, Minor Bugfixes」の下方にあるAssetsを開いて、weightsファイル(Neural Nets)「g170e-b20c256x2-s5303129600-d1228401921.bin.gz」をダウンロードして保存します。そして名前を「default_model.bin.gz」と変更します。
weightsファイルは30,40ブロックのものも公開されています。高性能なハードウェアなら40ブロック、中小性能なハードウェアなら20ブロックが最強とされていますが、どれを使うかはご自分で判断してください。一般的にはブロック数の小さいほど軽く、探索数が稼げます。

手順3
lizzie.jarのあるフォルダ(C:\Lizzie(katago))の中の「config.txt」をテキストエディター(またはメモ帳)で開き、図の赤線のところを書き換えます。
"network-file": "network.gz" "network-file": "model.bin.gz"
"engine-command": "./leela-zero/leelaz --gtp --lagbuffer 0 --weights %network-file" "engine-command": "katago.exe gtp -override-version 0.17 -config gtp_example.cfg -model %network-file"

手順4
初期設定はTromp-Taylorルールですから日本ルールに変更する場合、katago-v1.3.4以降のバージョンでは katagoフォルダにある「default_gtp.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて91行目にある「rules = 」を「japanese」に書き換えてください。日本ルール以外にもここで書き換えられます。そして対局するときのコミ設定を6.5目としてください。

katago-v1.3.3以前のバージョンでは katagoフォルダにある「gtp_example.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて「# Rules---」の項目を以下の表のように書き直します。そして対局のコミ設定も6.5目としてください。
変更前変更後
# koRule = SIMPLEkoRule = SIMPLE
koRule = POSITIONAL# koRule = POSITIONAL
scoringRule = AREA# scoringRule = AREA
# scoringRule = TERRITORYscoringRule = TERRITORY
# taxRule = SEKItaxRule = SEKI
multiStoneSuicideLegal = truemultiStoneSuicideLegal = false
以上で準備は終了です。

手順5(実行)
lizzie.jarをダブルクリックまたは開いて碁盤が現れれば、導入は成功です。初めて起動するときはKataGoのチューニングに時間がかかります。焦らず待ちましょう。
候補手が現れたら 分析オンで探索させると、石に数字が3つあれば、または v-1.2以前のKataGoの場合は10手までしか表示されなければKataGoが動いています。

なお、KataGoにはopenclバージョンの他にcudaバージョンもありますから、NVIDIAのCUDAをインストールしている方は同様の方法でLizzieにセットできます。両方試してみるのも面白いでしょう。


※※修正・追記(Sep. 13, 2020)※※





【LeelaZero】
※※現在、Lizzieで対局もできますが、対局についてはユーザーフレンドリーでないので、対局目的ならLeelaZeroがよろしいです※※

手順1
LeelaZeroのページで最新のもの(現在はLeela Zero 0.17 + AutoGTP v18 )をダウンロードして、適当な場所に展開してください。
GPUの有る無しでダウンロードするファイルを選択してください。

手順2
展開したLeelaZeroのフォルダの中に autogtp.exeというファイルがありますからダブルクリックしてください。コマンドプロンプト画面になって、weightsファイルのダウンロードが始まります。「Starting GTP commands sent.」という文字の後に自己対戦の棋譜が表示されるようになったら画面を閉じます。
その結果、LeelaZeroのフォルダの中にnetworksというフォルダができていて、中に長い文字列で拡張子がgzのファイルがあります。名前をweights.txtに変更して、LeelaZeroのフォルダの中に入れてください。(このファイルはLizzieで使用するnetwork.gzと同じものなので、LeelaZeroを導入した後は専用サイトをチェックするといいでしょう。専用サイトについては「Lizzie」の項の[weightsファイル]を参照してください。)

手順3
LeelaZeroを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順4
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(LeelaZeroなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてLeelaZeroフォルダの中にある「leelaz.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w weights.txt)としました。
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

コマンドの詳しい説明はコマンドプロンプトで「leelaz.exe -h」と入力すれば見られます。
「-g」はgtpモード、「-t」はパソコンのスレッド数、デフォルトは2です。「-p」はplayout数(思考回数、大きくすると環境によっては重くなります)、「-w」は上でコピーしたweights.txtを指定、「--noponder」は相手の手番では考えない設定にします。囲碁AI同士の対戦では特に必要です。

以上で設定は終了です。

手順5(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をLeelaZeroにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からLeelaZeroを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。
石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。

その他 シチョウ機能強化版
LeelaZeroにシチョウの探索機能を付けたものを yssayaさんが公開しています。
シチョウを読めるようになって52.9%強くなったそうなので、興味がある方はこちらから「leelaz.exe」をダウンロードして、同名ファイルと置き換えてください。

※※修正・追記(Apr. 16, 2020)※※





【PhoenixGo】
「PhoenixGo」は、Tencent社が開発しオープンソース化した囲碁AIです。2018年4月の「世界囲碁AIトーナメント」で優勝しました。
GPU版とCPU版がありますが、windows64bitのパソコンが必要です。
手順1
PhoenixGoのページで最新のものをダウンロードします。
目的のファイル名の下にあるAssetをクリックするとダウンロードできるファイルが現れます。CPU版なら「PhoenixGo-win-x64-cpuonly-v1.zip」、GPU版なら「PhoenixGo-win-x64-gpu-v1.zip」または「PhoenixGo-win-x64-gpu-with-cuda-v1.zip」です。ダウンロードしたら適当な場所に展開してください。

手順2
上のページの下の方にweightsファイルがあります。
trained-network-20b-v1.tar.gzをダウンロードし、PhoenixGoのフォルダに入れてください。

CUDA版の場合、CUDA(クーダ)のインストールが必要です。それ以外は次の手順3を飛ばして手順4に進んでください。

手順3
GPU向けのツールであるCUDA(クーダ)とcuDNNをインストールします。
詳細はCUDAのインストールをご覧下さい。

手順4
PhoenixGoを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順5
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(PhoenixGoなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックしてPhoenixGoフォルダの中にある「start.bat」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例えば「-g --noponder -w trained-network-20b-v1.tar.gz」と入力します。
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 15 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手15秒となります。しかしPhoenixGoは初手こそ時間がかかりますが(GPU版は特に遅い)、打ち始めればさくさく進むので考慮時間の設定等、あまり意味が無いかも知れません。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

手順6(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をPhoenixGoにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からPhoenixGoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須ですが、PhoenixGoはデフォルトで 分析一時停止になっています。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。

※※修正・追記(Apr. 16, 2020)※※





【Fuego】
アルバータ大学のコンピュータGoグループによってリリースされたオープンソースの囲碁ソフトです。最新バージョンは2019年12月10日にリリースされています。

手順1
Fuegoのダウンロードページに行き、Downloadボタンから「fuego-1.1-4-install.exe」をダウンロードして、インストールします。

手順2
Fuegoを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(Gnugoなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックして Fuego-3.8フォルダの中にある「fuego.exe」を指定します。
「引数なし」には何も書かなくてもかまいません。
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 10 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手10秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

以上で設定は終了です。

手順4(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をFuegoにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からFuegoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。

石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。
対局中F4を押すとLizzie風の予想手を示してくれます。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。


※※修正・追記(May. 23, 2020)※※





【Gnugo】
GNU Go(グニュー・ゴ)は、フリーソフトウェア財団によって作成された囲碁対局ソフトです。2009年のリリース以降更新されていません。
デフォルトのルールは日本ルールになっています。

手順1
Gnugoのダウンロードページに行き、「gnugo-3.8.zip」をダウンロードして適当な場所に展開してください。

手順2
Gnugoを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(Gnugoなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックして gnugo-3.8フォルダの中にある「gnugo.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(--mode=gtp --level=10)としました。
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 10 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手10秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

使用できる引数はコマンドプロンプトを開いてgnugo-3.8フォルダを指定し、「gnugo -h」と入力すれば見られます。
以上で設定は終了です。

手順4(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をGnugoにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からGnugoを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。

石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。
対局中F4を押すとLizzie風の予想手を示してくれます。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。


※※修正・追記(May. 23, 2020)※※





【pachi】
PachiはPetr Baudisさん作の囲碁AIエンジンで、現在も精力的にアップデートされています。19路盤以外にも対応できます。

手順1
pachiのページに行き、「pachi-12.50-win64.zip」をダウンロードして適当な場所に展開してください。

手順2
pachiを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(pachiなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックして pachiフォルダの中にある「pachi_19x19.exe」を指定します。もし19路盤以外も使用したいなら「pachi.exe」を指定してください。(19路では強さが少し違います)
「引数なし」には特に何も書かなくていいですが考慮時間を10秒にするなら(-t 10)とだけ書きます。
「初期化コマンド(; -separated)」も何も要りません。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

引数その他実行方法はこちらに書いてあります。

以上で設定は終了です。

手順4(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をpachiにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からpachiを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。

石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。
対局中F4を押すとLizzie風の予想手を示してくれます。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。



Lizzie-0.7にPachiを組み込む

1.LizzieフォルダにPachiフォルダをコピーします。
2.Lizzieのconfig.txtをテキストエディタまたはメモ帳で開き、図のようにPachiを登録します。例えば「"./pachi/pachi.exe -r japanese -t 10",」
3.Lizzieを起動し、エンジンを名前が空白になっているエンジン8にすればPachiのエンジンが動くはずです。


※※修正・追記(May. 25, 2020)※※





【Rn】(9路盤専用)
RnはRayを開発したzakkiさんが9路盤に特化してリリースしたものです。CGOS(Ayaの開発者の山下さんが運営されているコンピュータ囲碁の対局サーバー)の9路で現在3位の実力ソフトです。

手順1
Rnのページに行き、「rn-6.3.0-win64.zip」をダウンロードして適当な場所に展開してください。

手順2
Rnを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(Rnなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックして rn-6.3.0フォルダの中にある「lzr-v3-9x9.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(-g -t 4 -p 1000 --noponder -w network-v3-9x9/900/v945.txt.gz)としました。
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 10 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手10秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

引数の詳しい説明はLeelaZeroに書いてあります。
「-g」はgtpモード、「-t」はパソコンのスレッド数、「-p」はplayout数(思考回数、大きくすると環境によっては重くなります)、「-w」はweights.txt.gzを指定、「--noponder」は相手の手番では考えない設定にします。囲碁AI同士の対戦では特に必要です。

以上で設定は終了です。

手順4(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をRnにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からRnを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。

石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。
対局中F4を押すとLizzie風の予想手を示してくれます。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。


※※修正・追記(May. 24, 2020)※※





【SAI】
SAIは、LeelaZeroのプログラムを基本として開発されているもの。 コミ変更に対応するのが大きな目標で、7路盤と9路盤ではうまく機能したと言われます。昨年9月22日から19路盤の強化学習が始まっています。

手順1
SAIのページに行き、GPU搭載PCなら「sai-0.17.6-gpu.zip」、GPUが無ければ「sai-0.17.6-cpu.zip」をダウンロードして適当な場所に展開してください。

続いてSAIのweightsファイルのページに行き、ページ下方に表が左右にあって、左の表「Best Network Hash」という項目の中にSAIのweights(gz)ファイルが並んでいます。この中で最新のもの(一番上のもの)をダウンロードして名前を「Sai12b.gz」に変更します。
また、SAIフォルダに内包されている「94619dea457de054503cec030269ce842c47055ba51e96db8fee841dfbaf05f9.gz」は、9路盤用なので名前を「Sai9x9.gz」に変更します。

手順2
SAIを対局させるためのツール「Sabaki」のダウンロードと使い方はこちらを見てください。

手順3
Sabakiのエンジン登録画面で、
「無名のエンジン」には適当な名前(SAIなど)
「パスを入力してください」とある左のカバン型のアイコンをクリックして sai-0.17.5-gpuまたはsai-0.17.5-cpuフォルダの中にある「sai.exe」を指定します。9路盤専用なら「sai9x9.exe」を指定します。
「引数なし」にはいろいろな引数を書きます。例として私は(-g -b 0 --noponder -t 12 -w Sai12b.gz)としました。
「-w」で指定するweight(network)ファイルは、9路盤なら「Sai9x9.gz」、19路盤なら「Sai12b.gz」を指定します。LeelaZeroの40ブロックのweightsファイルも使えますがSAIに最適化されているかは不明です。
※※no ponderの前の「-」が2つあることに注意※※
「初期化コマンド(; -separated)」で考慮時間の設定です。例えば、「time_settings 0 10 1;」とすれば、持ち時間ゼロ、秒読み1手10秒となります。
入力が終われば右下の「閉じる」をクリックします。

引数の詳しい説明はLeelaZeroに書いてあります。

以上で設定は終了です。

手順4(実行)
Sabakiの上部メニューの「ファイル」から「新規」を選び、対戦設定を記入すれば対戦できます。例えば、黒を自分、白をSAIにするなら黒の欄の横のレ点マークをクリックしてマニュアル、白い欄の横のレ点マークをクリックしてエンジン接続からSAIを選択します。囲碁AIを他にも導入していれば、AI同士を戦わせることもできます。その場合、両方のAIを相手の考慮中は分析一時停止(--noponder)に設定することが必須です。

石に数字を表示するのは「表示」メニューの「手数を表示」をチェックします。
対局中F4を押すとLizzie風の予想手を示してくれます。

なお、エンジンが互先の黒または置き碁の白の場合はF10、エンジン同士を対局させるときは f5を押すと対局開始します。

SAIの詳しい説明などはREADME.mdをご覧下さい。



Lizzie-0.7にSAIを組み込む

1.LizzieフォルダにSAIフォルダをコピーします。
2.Lizzieのconfig.txtをテキストエディタまたはメモ帳で開き、図のようにSAIを登録します。例えば「"./sai/sai.exe -g -t 6 -w ./sai/Sai12b.gz",」
3.Lizzieを起動し、エンジンをSai12b.gzにすればSAIのエンジンが動くはずです。


※※修正・追記(June, 8, 2020)※※





【Leela】
フリーソフトでKGS八段、つまりプロ並みの棋力となったLeelaです。一昔前は最強の囲碁AIの一つでしたが、LeelaZeroが出てから見捨てられた感じになりました・・・
以下をダウンロードしてください。
公式サイトのDownloadにある Leela 0.11.0 (graphical interface for Windows, you probably want this one)を選択
リンクをクリックして実行を選択すればインストールします。または保存してからインストールしてください。
GPUの搭載されているPCがあれば最大能力が出ます。インストールのときGPU版にチェックを入れます。インストールすると通常のLeelaとLeela (GPU accelerated)の2つのアイコンが作られます。 画像処理ユニット(GPU)の搭載されたパソコンなら Leela(GPU accelerated)を動かすと強いです。GPUが無ければ普通の Leelaを動かしてください。

なお、ご自分のパソコンのGPUを調べる方法は「Lizzie」のところに書いてあります。






【Lizzie】
※※以下に書いたことをもう少し詳しく書いたので、トップページのLizzieの導入方法もご覧下さい。

Leela Zero専用検討ソフト『Lizzie』は以下をダウンロードしてください。
Lizzieのダウンロードページに行って、Lizzie v0.7.4の下の方に以下のファイルがあります。
PCにGPUが有るなら Lizzie.0.7.4Windows.x64.GPU.zipをダウンロード
PCにGPUが無いなら Lizzie.0.7.4Windows.x64.CPU.zipをダウンロードします。
もしGPUの無い古いパソコンの場合、Lizzie v0.7は荷が重いかもしれません。そういう場合はLizzie v0.6の Lizzie.0.6.Windows.x64.CPU.zipをダウンロードするのが良いでしょう。また、Lizzie v0.7に付属しているKatagoはCPUのみのパソコンでも動きます。

ご自分のPCのGPUを調べる方法は「ファイル名を指定して実行」(WindowsKey+R)で dxdiagと入力、ディスプレイタブの「チップの種類」に書いてあります。「名前」や「製造元」に AMD RADEONや NVIDIA GeForceなどと書かれていればGPUのメーカー名です。Intel(R)HD Graphics ~などと書かれていれば、GPUではなくパソコンに初めから組み込まれているグラフィック機能です。
以下も参照してください。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_parts_vga

Javaがインストールされていないと動きませんから無料Javaのダウンロードのページからダウンロードしてインストールしてください。

念のため、上でダウンロードして展開した「lizzie」フォルダの中の「leela-zero」フォルダにある「leelaz.exe」をダブルクリックしてみてください。何事もなく閉じれば動作条件を満たしているので問題ありません。もしもエラーが出たら、「Visual Studio 2015、2017 および 2019」にあるvc_redist.x64.exeを実行して Visual C++ をインストールしてください。

[起動]
Javaがインストールされていれば、上でダウンロードして展開したファイルの中にある Lizzie.jarを右クリックして「開く」またはダブルクリックすれば起動します。いちいちこのファイルを探しに行くのが面倒なら右クリックしてデスクトップにショートカットを置いておけばいいです。

[weightsファイル]
Lizzieをダウンロードして展開(解凍)したフォルダの中に「liziie.jar」と並んで「lznetwork.gz」というファイルがあります。
このファイルは常に更新されLizzieが強くなっていきますから、時々、最新のファイルをチェックしましょう。
この lznetwork.gz(LeelaZeroではweights.txt)は現在40ブロックと15ブロックで作成したものがあります。40ブロックは分析幅が広いが分析速度は遅い。15ブロックは分析幅は狭いが速度は速いので数が稼げるという関係にあります。
「Lizzie 0.7」からは15ブロックのもの(CPU向け)が標準に付いていますが、どちらを使うかはご自分で判断してください。
40ブロックのものは、こちらにあります。
このページ下方に表が左右にあって、左の表「Best Network Hash」という項目の中にlznetworkファイルが並んでいます。
この中で最新のもの(一番上のもの)をダウンロードして保存します。
15ブロックのものはこちらにあります。
このページに開発されたファイルがたくさん書いてあります。日付の次にランダムなアルファベットがあります。日付の一番新しいものをダウンロードしてください。例えば「2020/4/10 0c4ade79」など。

また、公式ではないですが、20ブロックのものもトレーニングされていて、こちらにあります。
どのブロックのものがベストなのかは確立されていないので、ご自分の環境によって選択して下さい。

ダウンロードしたファイルを右クリックして「lznetwork.gz」という名前に変更します。
それをlizzie.jarのあるフォルダの中に一緒に入れてください。先にある同名のlznetwork.gzは削除するか上書きしてください。

[KataGo]
上部メニューの「エンジン」でKataGoを選択すると、CPUのみのパソコンでは初回起動時に長時間かかります。画面が動かなくても我慢して待っていてください。(15分以上)
Katagoが起動すると、分析中の碁石に数字が3つあります。上から勝率、分析回数、目数差です。さらに下部メニューの「katago形勢」をクリックすると双方の勢力圏が表示されます。

Lizzie0.7.2以前のバージョンにKatago v1.3以降を入れ替える方法はKataGoに書きました。
最新のLizzieに最新のKataGoを入れる方法も同じような方法です。


katagoを中国ルールから日本ルールに変更するなら Lizzieフォルダにある「katago-gtp10.cfg」をテキストエディター(またはメモ帳)で開いて「# Rules---」の項目を左図と下表のように書き直します。そして対局のコミ設定も6.5目としてください(上部メニューの「対局」にある「対局情報の設定」でコミを変更できます。Lizzie 0.6以下なら「i」キーで「対局情報の設定」です)。

変更前変更後
# koRule = SIMPLEkoRule = SIMPLE
koRule = POSITIONAL# koRule = POSITIONAL
scoringRule = AREA# scoringRule = AREA
# scoringRule = TERRITORYscoringRule = TERRITORY
# taxRule = SEKItaxRule = SEKI
multiStoneSuicideLegal = truemultiStoneSuicideLegal = false


[シチョウ機能強化版]
LeelaZeroにシチョウの探索機能を付けたものを yssayaさんが公開しています。
シチョウを読めるようになって52.9%強くなったそうなので、興味がある方はこちらから「leelaz.exe」をダウンロードして、leelazeroフォルダにある同名ファイルと置き換えてください。




Lizzie改造版
Lizzieはデフォルトでは対局設定のコミが 7.5目となっています。日本ルールに設定していても対局するたびにコミを変更するのは面倒なので、デフォルトでコミ 6.5とするようにhope366さんが改造してくれました。
また、勝率表示などのバグ修正、着手音、KataGoの初回チューニング時のコンソール表示も追加されました。
その他、元祖Lizzieにあったさまざまな問題が修正されました。
導入したい方は、改造版のページで、下のAssetsの「Lizzie-improved-v1.6.zip」をダウンロードして展開し、lizzie-improved-v1.6.jarとsoundフォルダをLizzieフォルダに入れてからlizzie-improved-v1.6.jarを起動してください。
着手音は[設定]メニューでオンオフできます。
改造内容について日本語での解説がhope366さんのブログにあります。

メガパックで改造版を使う方法は以下です。
展開したlizzie-improved-v1.6.jarとsoundフォルダをメガパックのLizzieフォルダ(通常は C:\baduk\lizzie)にコピーします。
次に同じフォルダ内にある「lizzie.bat」をメモ帳またはテキストエディタで開いて、一番下の行 "start javaw -jar lizzie.jar"を "start javaw -jar lizzie-improved-v1.6.jar"と書き換えて保存します。
これでメガパックのLizzieを起動すれば改造版が起動します。



Lizzieの使い方を詳しく解説した記事はまだありません。起動して Xキーを押せば使えるコマンドが表示されます。
現在までに分かってきたLizzieのコマンドをまとめて表にしました。参考にしてください。
今後も「情報掲示板」に使い方などの情報提供をしていきます。

隠し機能
候補手にマウスカーソルをかざして、想定図が表示されている状態で「z」キーを押しながら下矢印キー(↓)を押すと想定図を一手ずつ表示できます。 上矢印キーで戻ります。

上部メニューの「設定→エンジン→変化を避ける ○○手」の意味
エンジンをleela zeroにして分析させているとき、「ここは読むな」という点を碁盤上で右クリックして「分析除外」をクリックすると, 「その点への着手は当面禁止」という条件で先の手を読むようになります。この「当面」を具体的に何手先までとするかの設定です。

下部メニューの「ポリシーネットワークを表示」のポリシーネットワークとは
「一手も読まずに今の盤面の形だけで打てと言われたら、どこに打つ確率が何%か」というようなことです。Leela Zero や KataGo はこの直感をベースにして手を読んでいきますが、ちゃんと手を読んだふつうの分析(スペースキー)のほうがより正確なので、思考エンジンの内部動作に興味がなければ気にしなくてよいメニューと思われます。

Lizzieのデザイン変更
1、Lizzie を起動する
2、メニューの「設定 > 表示 > パネルUI」にチェックを入れて「OK」を押す
3、メニューの「ファイル > 終了」で一旦 Lizzie を終了する
4、再度 Lizzie を起動する
  画面左上の白黒のアゲハマ表示の間に赤か緑の小さい丸が表示されている
  スペースキーを押して分析をオンオフすると丸の色が変わる
5、上記の状態で Alt キーを押しながら w キーを押すとデザインモードに入る
6、例えば、勝率グラフをマウスでドラッグすると、勝率グラフが別ウィンドウになって位置や大きさを変えられる
  サブ碁盤なども同様にドラッグして位置や大きさを調整できる
7、左側のアゲハマ、勝率グラフ、サブ碁盤を3つとも Lizzieウィンドウの外側へ出すと、メイン碁盤が左端にくっついてしまうが、3つのどれかのウインドウを閉じればLizzieウインドウの中に入る
8、調整が済んだら再度 Alt+w を押してデザインモードを抜ける
  これでウィンドウ配置が記憶されます
9、元に戻したければ、「設定 > 表示 > パネルUI」のチェックを外して Lizzie を再起動してください

(注意)原因はわかりませんが、ウインドウを幾つも調整していると、デザインモードを抜けてもフリーズして動かなくなることがあります。その場合はパソコンを再起動するしかないので注意してください。

背景画像は、Lizzieフォルダのthemaフォルダにあるyasnayaフォルダに好きな画像を入れ、上部メニューの設定からテーマタブで上部のテーマをyasnayaにすれば、その下の背景画像のパスで自分好みの画像にできます。(変更後Lizzieを再起動すると反映されます)



Lizzieのプラットフォームを使ってELFやminigoを動かすことができます。詳細はそれぞれの項目をご覧下さい。

<バグ?>
Lizzie.0.7で下にあるメニューの「形勢」がうまく働かないようです。「天頂」ユーザーならZen.dllをコピーして入れれば、上にある「囲碁AIメガパック」では正常に働きますが、Lizzie単体では働きません。

※※修正・追記(Oct. 21, 2020)※※





【LizGoban】
Lizzieとは別の囲碁検討ソフトですが、置き碁の設定も簡単、あえて悪い手を選んで打たせる接待碁もできるのが特徴です。

こちらのページで下方のAssetsの中の「LizGoban-0.5.1_win_201026.zip」をダウンロードして展開してください。
exeファイルなので、ダブルクリックすれば何もしなくても起動できます。
メニューのPresetで分析エンジンを選択できます。ショートカットとしては F1キーで古いPC用KataGo(CPUのみ)、F2キーで新しいPC用KataGo(CPUのみ)、F3キーでGPU有りのPC用Katago(GPU)という具合です。Katago(GPU)は初回起動時に、低スペックのパソコンではチューニングに長時間かかります。30分~1時間くらいはみてください。
搭載されているKataGoはv1.6.1 (OpenCL) で、weightsファイルは15ブロックの g170e-b15c192-s1672なので、CPUのみのパソコンでも軽いでしょう。

Editメニューでコミと日本ルールを含むさまざまなルールに変更できます。Fileメニューで19路盤の他に13路と9路を選べます。
さらに、表情のある碁石を使えるようになりました。View→Stone→Faceで選択できます。KataGoで形勢をオン(View→Ownershipにチェック)にしてあれば、形勢によって碁石の表情が変わります。
その上、実験段階ですが、詰碁解析も可能です。盤面に詰碁の部分を作り、Tool→Experimental→Tsumego frameで余分な部分を埋めれば、詰碁の部分だけ考えるようになります。余白を埋めることで詰碁部分以外の考慮を除外するわけです。

weightsファイル(gzファイルやweights.txtなど)を更新するなら、メニューのEngineの「Load network weights」をクリックして指定してください。weightsファイルについては Lizzieの項に詳しく書いてあります。
Lizzieを導入するよりも簡単なので、CPU、GPUにかかわらず一度使ってみることをお薦めします。

AIとの対局
AIと対局するなら、Fileメニューの Match vs AI を選びます。対局用の碁盤の画面になります。
画面の右上で碁盤の大きさ(19路13路9路)と置き石を選びます。その下のbestと書いてある欄でAIの強さを選びます。best→weak1~weak9。weakは数字が大きくなるほど弱くなります最強はbestで最弱はweak9です。
その右の数字はAIの考慮時間(秒)です。
互先でAIを黒にしたい場合や置き碁の場合は「AI's turn」をクリックするとAIが打ち始め、こちらが打つと自動的に対局してくれます。
途中で「c」キーを押し続けると、石に手数が表示され、それまでの手順が分かります。
対局を終了または投了するなら「stop match」をクリックすれば終了します。終了せず、右上の「new」をクリックすれば新しい碁盤で新たな対局ができます。
途中でZキーを押すとカンニングできます。
なお、置き碁の場合、KataGoエンジンは自動的にaggressive(攻撃的)になります。

【便利な機能】
1、上部メニューの「Preset」で、使用するエンジンを選べます。
2、「File」で置き碁や棋譜(sgf)の入力・保存、「View」で表示画面の選択などできます。
3、棋譜ファイルをドラッグして碁盤上でドロップすれば碁盤に石が現れます。
4、黒白の石をあらかじめ含んだ棋譜(例えば途中図からの棋譜)をコピーして碁盤上でCtrl+Vで貼り付けられます。
5、エンジンKataGoで 盤面の右上に表示される +nの数字は日本ルールの場合はアゲハマの差、中国ルールでは生存している石数の差です。これは現時点ではなく終局時に予想されるアゲハマ等ということで、誤差もあるのでおおまかな目安であるようです。

使い方は、およそのことが Helpに書いてあります。日本語でも読めます。
またweightsファイル(network.gz or bin.gz)を最新のものにすればLizGobanも強くなります。

上記のexe版はGPU搭載のパソコンでも問題なく動きますが、LeelaZeroのGPU版を使いたいなら、手順1から後を実行してください。

手順1
LizGobanのページに行き、緑色のボタン「Clone or download」からDownload ZIPを選びます。「lizgoban-master.zip」がダウンロードされます。
これを適当な場所に展開します。C:\直下が分かりやすいです。展開するとlizgoban-masterというフォルダができます。
このフォルダの中にexternalというフォルダがありますから、そこにLizzieフォルダの中にあるleela-zeroフォルダの中身を全部コピーします。Lizzieフォルダにあるnetwork.gzもexternalフォルダにコピーします。(Lizzie.0.7の場合はlznetwork.gzという名前なので、externalフォルダにコピーしてからnetwork.gzと名前を変更してください)
※※※このコピーするleela-zeroフォルダは CPU版でも可能なので、LizGobanはもともとCPUのみのパソコンでも動くものでした。誤解を広めたようで申し訳ありません。

手順2
nodejsのサイトで、緑色の windows installerボタンからnode.jsをダウンロードして実行してください。使っているパソコンに合わせたインストーラーがダウンロードされます。最新版は「node-v**.**.*-x64.msi」となります。(node.jsはアップデートが頻繁ですが、一度インストールすればよほど大きなバージョンアップでない限り更新の必要はないでしょう)
実行するとnode.jsがインストールされます。node.jsはどこに保存してもかまいません。インストール中は何も変更せずに[NEXT]を押し続けます。
念のためコマンドプロンプト(Windowsシステムツールにあります)を開いて「node -v」または「npm -v」と入力してバージョンを確認してください。それぞれ「v12.16.2」または「6.14.4」などと表示されれば正常にインストールされています。ここでエラーになればnode.jsのインストールをやり直してください。

手順3
コマンドプロンプト画面(Windowsシステムツールにあります)で Lizgobanフォルダを指定します。例えば「cd C:\lizgoban-master」と入力してエンターを押します。
もしもCドライブ以外、例えばDドライブに保存したなら単に「D:」と入力してDドライブに移動し、「cd D:\lizgoban-master」と入力してエンターです。
C:\lizgoban-master> という表示になったら、「npm install」と入力してエンターを押すとダウンロードが始まります。少し時間がかかるので焦らず待ってください。カーソルが点滅した状態になったら終了です。終わると「lizgoban-master」フォルダの中に「node_modules」というフォルダができているはずです。
以上で準備は終了です。コマンドプロンプト画面は閉じてかまいません。

手順4(実行)
「lizgoban-master」フォルダの中にある「lizgoban_windows.vbs」をダブルクリックすれば碁盤が現れるはずです。しばらく待つと候補手をいろいろ表示してくるのはLizzieと同じです。

LizGobanのエンジン(思考部)をKatagoに変更する方法です。(Katagoが動いていることが前提です)
※※Lizgoban.exe v0.2からKatagoが搭載されていますが、ここはしばらく残しておきます。

下記内容のファイルをメモ帳またはテキストエディターで作成し、katago.jsonという名前で lizgoban-masterのフォルダに保存してください。
{
"analyze_interval_centisec": 30,
"leelaz_command": "C:/katago-opencl/katago",
"leelaz_args": ["gtp","-override-version","0.17","-model","C:/katago-opencl/model.txt.gz","-config","C:/katago-opencl/gtp_example.cfg"]
}

この例ではkatago.exeのあるフォルダを「C:/katago-opencl/」としています。ご自分の環境に合わせて変更してください。3ヵ所あります。

コマンドプロンプトを開いて、図のように「npm start -- -c katago.json」と入力すればkatagoのエンジンになったLizGobanが起動します。


いちいちコマンドプロンプトで入力するのが面倒なら、Windows用に起動ファイルを作ります。
Const conf = "katago.json"
command = "npm start"

Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
If fso.FileExists(conf) Then
command = command & " -- -c " & conf
End If
CreateObject("WScript.Shell").Run command, 0

この内容のファイルを作り、名前を katago-windows.vbsとし、lizgoban-masterのフォルダに保存してください。
katago-windows.vbsをダブルクリックすれば KataGoをエンジンとしたLizGobanが起動します。
棋譜を読み込んで、勢力に目数が表示されれば成功です。
なお、Katagoを日本ルールにするには、Katagoの説明をご覧下さい。

このようにLizGobanを動かす方法は幾つもありますが、LeelaZeroやKataGo以外のエンジンも使いたいなら、上にある「囲碁AIメガパック」を使うのが最も簡単です。

※※修正・追記(Oct. 26, 2020)※※





【KaTrain】
Lizzie、LizGobanと同じ囲碁検討ソフトです。前2者と同様AIと対局もできます。
KaTrainはexeファイルなのでダウンロードすれば起動でき、Lizzieよりはるかに軽いので使いやすいと思われます。

こちらのページで、「1.5.1 Pre-release: Experimental simple style AIs」下方のAssetsの中の「KaTrain.exe」をダウンロードしてダブルクリックすれば起動します。コンソール画面付きが必要なら「KaTrain.zip」をダウンロードして展開し、KaTrainフォルダの中にある「DebugKaTrain.exe」を起動してください。
現在のバージョンは kaTrain-v1.5.1 Preです。
※KaTrain.exeがMicrosoft Defenderによってブロックされるかもしれません。ウイルススキャンでは危険は無いのですが、気になるならzipファイルのほうをダウンロードしてください。


起動すると、碁盤の画面になります。
もしも、KataGoの設定ファイルが無いというエラーが表示されたら、F8を押してKataGoの設定を更新するか、「KaTrain.zip」を展開してkatrainフォルダの中のKataGoフォルダにある「analysis_config.cfg」をKaTrain.exeと同じフォルダにコピーしてください。

画面左上のメニューアイコンをクリックすると設定窓が出ます。

設定窓でいろいろな設定ができます。各国言語に対応しています。日本語(日の丸)を選択してください。

KataGoをダウンロードしてあれば、KaTrain内からエンジンを指定できます。F8で設定窓が開きます。

使い方その他はkaTrainのページの README.md(説明)をご覧下さい。
F7でAIの強さを含む仕様変更、F8でAIの一般的な設定ができます。

なお、KaTrainを複数起動させる場合、設定ファイルは「C:Uses\ユーザー名\.katrain\config.json」のみが適用されます。それぞれの設定内容やKaTrain.exeのパスが違う場合、注意が必要です。

※※修正・追記(Oct. 19, 2020)※※





【q5go】
「q5go」は基本はSGF エディタですが、KataGoやLeelaZeroなど互換性のあるエンジンを使っての分析、印刷に適した棋譜出力など、多くの便利な機能があるようです。
詳細はq5goのREADME.mdをご覧下さい。


手順1
q5goのページに行き、Assetsの「q5go-2.0-win.zip」をダウンロードして適当な場所に展開します。

手順2
展開した「q5go-2.0-win」フォルダの中の「q5go.exe」をダブルクリックすれば起動します。
最初にメニュー画面になるので、やりたいツールを選びます。

手順3
「Load SGF file」で棋譜を読み込むと碁盤の画面になります。
上部メニューでいろいろできるようですが、まだよく分かりません。使い方が分かった方は情報掲示板で教えてください。


※※修正・追記(Oct, 14, 2020)※※





【流星】
棋譜管理ソフトは日本棋院の「Kiin Editor」(棋院エディタ)を初め多数あります。
「流星」は有料のインターネット囲碁対局[サンサン]が掲載している棋譜管理ソフトですが、無料でダウンロードでき、使用制限もありません。
UGF、SGF、NGFなど多くの棋譜形式に対応していて、多様な印刷機能その他、多くの便利な機能があります。

手順1
サンサンのダウンロードページに行き、中ほどの[棋譜管理ソフト「流星」(動作OS:Windows 10/8)]をクリックして「RyuseiSetupSS.exe」をダウンロードしてください。

手順2
RyuseiSetupSS.exeを起動すればインストールが始まります。

手順3
インストールしてできたアイコン(流星 for Sansan)をダブルクリックすれば流星が起動します。日本語のメニューなので使い方は分かりやすいでしょう。いろいろ試して見てください。


※※修正・追記(Jul. 14, 2020)※※





【ZBaduk】
「ZBaduk」はパソコンに囲碁AIが入ってなくてもオンラインで囲碁AIを利用できるサービスです。ただし英語です。
まずはここにアクセスしてください。

会員登録(無料、メールアドレスを登録するだけ)をすると利用できるものが増えます。Log inをクリックして Registerをクリック、必要事項を記入し、碁盤の急所に黒石を置いたら登録完了です。
ZBadukのページにはメニューが4つあります。

Play Bot
ZBadukの囲碁AIと対戦できます。置き碁はできないようですが、指導碁モードがあり互角になるように手抜きをしてくれます。
終局後に棋譜を保存できますが、会員登録が必要です。

Game Editor
これの使い方はよく分かりません。碁盤には幻庵因碩と本因坊秀策の棋譜が入っています。好きなところの石を置き直すことが出来ます。

Smart Review
検討に使用できる囲碁AIはLeelaZeroやKatagoが使えるようです。これらはNVIDIA製GPUのあるサーバーで動いていると書いてあります。
検討したい棋譜をアップロードすればLizzie風に勝率が出ます。

Saved Games
打ち碁の棋譜または別の場所から棋譜をアップロードして貯めておく場所であり、その棋譜を検討できるところでもあります。

以上簡単にZBadukを紹介しました。詳しい使い方は私も知りません。パソコンにAIを入れられない人には便利なところと思います。
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